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第201回 ゴルフスイング中の前傾維持には右膝がカギ

こんにちは! ゴルフコーチの赤坂です。

1回目2回目は上半身の使い方を中心に説明してきました。
今回からは下半身の使い方に視点を置き、お話していきたいと思います。

コラム全体のテーマはこちらです

一昔前に言われていた感覚的要素の強いゴルフ理論を、映像とデータ解析が進んでいる今の時代なりの見解や新しい認識を4回に渡ってお伝えしています。

内容としては「体を回せ」「腰を切れ」「右肩をさげないように」「膝の高さを変えずにスイング」、、、、、などの、体を地面に対してに回していくスイングから脱却して、体をに使っていくことを目的とした内容になっています。

水平回転では、、、

体が起きやすく軸ブレによるミート率の低下や、トップポジションにおいて腰も回りすぎるため、適切な捻転差が得られず飛距離の低下にも影響してきます。
また、あらゆるゴルファーの悩みでもある手元の浮きや体の開き、ヘッドアップに関しても水平回転が原因です。

ボールは地面にあり、骨盤を含めた上半身は前傾姿勢をとっています。
野球やテニスのように水平ではなく、ゴルフでは力のベクトルを地面方向に伝えていきましょう!

今回は昔よく聞いたことのあるレッスンキーワード「ボールを見て!顔を上げるな!」や、切り返しで「腰を切れ!」などについて考えてみます。

ゴルフをしていると誰もが一度は言われたことのある言葉があります。
それはミスショットの後、同伴者などに「今、ヘッドアップしてたよ!もっとボール見て、、、」


<ヘッドアップ>

非常に良く使われる言葉ですし、僕自身も使う時があります。。。汗

なぜ使うかと言うと、スイングする本人が視覚的フィードバックを得られる動作なので意識しやすく即効性があるからです。

基本的にボールを見ることの意味としては、上体が起き上がることを抑えたり、目とボールの距離も変わらず正確にミートできるという考え方です。

ですが、、、正直ボールを見ることで得られる効果は少ないのが現実で、対処的に修正するには有効ですが、根本的な改善にはなりません。
(ラウンド時や初心者にかける言葉、他に目的がある場合は別です)


<ボールは見ているが骨盤と手元が浮いている>

顔が上がるとミスになるのは、前傾姿勢が起きて手元が浮いてしまうことにあります。
しかし、写真のように顔が残っていても前傾と手元は簡単に浮いてしまいます。

インパクト付近で手元が浮くと、ダフリ、トップ、シャンクもでますし、方向性に関しては右にプッシュアウト、それを嫌がりチーピンなど、ゴルファーが悩んでいるすべてのミスショットに繋がってしまいます。

これらミスショットの原因は手元の浮きにあり、顔を残すことで抑制にはなりますが改善はできません。
改善するには、手元の浮きと一番直結している骨盤の前傾角度維持が必要になってきます。


<骨盤の前傾角度維持インパクト>

次に、、、ダウンスイング時に「腰を切れ(回せ)」に、ついて

この言葉も日本では当たり前のように言われてきたレッスンキーワードになります。

僕自身も小さい頃から、このキーワードは沢山聞いてきました。
ベルトのバックル(中心)がインパクトでターゲットを向くように使うようにと練習してきた一人です。

腰を切ることは、スイングスピードアップや、腕力に頼ってスイングをしてしまう人を対象として体を使ってスイングをするために使われている言葉になります。

Kinetic Sequence(キネティックシークエンス)といって、身体を下半身から順に動かすことにより、正しい運動連鎖がおこり効率良くボールに力が伝えらることは、TPIによる科学的データとしても証明されており、その重要性は間違いありません。

ただし、使い方を間違えると振り遅れや体の開きに繋がってしまう動作になります。

間違った使い方とは、トップ位置からすぐに左回転してしまうことにあります。


<アドレス>

<トップ>

<右足体重の回転 (正面)>

<右膝前に出る悪い例 骨盤後傾 (後方)>

トップポジションから、その場で腰をまわしてしまうと右膝が前(ボール方向)へ出やすくなります。
そして右膝が前へ出ると骨盤が起きてしまう(骨盤後傾)形となり、先ほど、お伝えした手元が浮いてしまう良くない動作へと繋がっていきます。

また、骨盤が起きると水平回転(横)になり全体のテーマである、地面方向(縦)へのエネルギーの出力できなくなります。

正しい使い方として、トップポジションからは回転ではなく、まず移動を行います。
この使い方だと、右膝が前にでないため右の懐(スペース)がキープされ腕を振り降ろす時間ができます。


<トップ>

<右膝前に出ず 移動 骨盤前傾 (後方)>

<右膝前に出ず 移動 (正面)>

スイング=回転→回転ではなく、回転(縦)→移動(間)→回転(縦)が正解です。

スイング中に、「ワキを締める」という表現がありますが、これも縦の要素がなく水平回転をしている人へ向けた言葉になります。

トップポジションから、水平回転をすると右の懐は消失し、腕はボール方向へ出されてしまいます。
骨盤も起き、手元が浮いてしまいますので、それを対処するための方法としてワキを締める動作が必要になってくるのです。

水平回転したことにより体から腕が離れてしまい、アジャストしようと自分の力で無理にワキを締めようとすると力が入ってしまい力みの原因にもなり、もうスイングの悪循環がとまりません!


<水平回転 手元が離れる 例>

ワキを締めてボディーターンというのは、体をクルクル回す回転系スイングをしている方へ向けてワキを締めないと正しく打てませんよ!と、言っているようなものなのです。

ダウンスイングで、右膝の使い方が正しければ右の懐に腕が落ちやすく、意識しなくても自然とワキが締まる場所へと腕が向かいます。

今回は下半身の動作に関して、お伝えしていきました。

「ヘッドアップ」や「腰を切る」という昔の定説を紐解くと、非常に奥が深いですよね。
例えば運動神経に優れている方であれば、腰を切るという言葉ひとつだけで、効率の良い腰の使い方に自動変換することができますが、実際はそうでない方がほとんどです。

スポーツ界全体を見渡しても、昔のような感覚で教える(長嶋茂雄さんが、バットの振り方についてビュッと振るんだよ!と教えていたのは有名な話)、感覚で覚えるのではなく、正しい運動を知り「理解」していくことが効率良く上達するために重要になってきます。

次回も下半身の動作をお伝えしていきます。

まとめ

  • 骨盤前傾(ダウンスイング右膝は前に出さないように)
  • スイング=回転(縦)→移動(間)→回転(縦)

赤坂 友昭

福岡県出身。JGTOのツアーカードを保有。現在は、世界No1コーチのレッドベター氏との交流をはじめ、世界のゴルフ施設でノウハウを蓄積した日本ゴルフスイング研究所のレッスンメソッドを基に、レッスン活動を行っている。

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