皆さん、こんにちは。トレーナーの小林彩佳です。
第1回目は「下半身のペアストレッチ」、2回目は「体幹部捻じりのペアストレッチ」そして今回は最終回「上半身特に肩甲骨周辺のペアストレッチ」をお送りいたします。
今回も、ツアー帯同中に選手に行っているストレッチです。
肩甲骨まわりの筋肉の動きを判断するのに非常に有効的なストレッチですので、動画をみながらぜひお試しください。
ゴルフのキネマティックシークエンス(スイング中の身体の動く順番)は、下半身 ⇒ 体幹部 ⇒ 腕 ⇒ クラブ、この順が崩れてしまうと、再現性が悪くなり、効率よくパワーがクラブに伝わりません。
クラブに伝えるための最後の腕の動きは、安定感と柔軟性が備わっている肩甲骨周辺の筋肉であることが非常に重要です。
左右差を確認しながら、スイングの癖を見抜いたりできる簡単なストレッチですので、ぜひ、2人組みで行ってみてください!
ペアストレッチは、お互いの呼吸を合わせ、「気持ちいい」と感じるくらいのところで繰り返し行いましょう。
ストレッチする方は、手のポジションや圧のかけ方が非常に重要なポイントです。
抑えるポジションや動かし方は動画がわかりやすいので、ぜひご覧ください。
1. 内外転運動 横向きに寝て、片方の肩を包み込むように両手でもち、内側・外側へ肩を導きます。 内側外側へと交互に5回往復させましょう。逆側も同様に行います。 | |
2. 拳上下制運動 横向きに寝て、片方の肩を包み込むように両手でもち、上・下へ肩を導きます。 上と下へと交互に5回往復させましょう。逆側も同様に行います。 | |
3. 回旋運動 横向きに寝て、片方の肩を包み込むように両手でもち、肩を右回し・左回しと導きます。 右回し5回、左回し5回と肩を大きく回しましょう。逆側も同様に行います。 | |
4. わきの下刺激 横向きに寝て、わきの下の筋肉に圧をかけながら上下に腕を挙げます。上下5回繰り返しましょう。 この筋肉が柔らかくなると肩の動きが良くなります。片側も同様に行います。 |