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スタッフコラム
「ゴルフボディを作る」

STAFF COLUMN

第569回 テイクバックを変えるだけでダフリやプッシュアウトがなくなる!?

トータルゴルフフィットネス トレーナーの小宮です。

今回は当クラブの橋本コーチにご協力して頂き私のスイングを技術面から直して頂こうと思います。 スイング改善のテーマは、『ダフリプッシュアウト改善』の内容でレッスンをして頂きます。 このスイングミスは私が実際に行ったラウンドで多く出て悩まされたミスになります。 このミスを無くしより良いスコアを出せるように取り組んでいきたいと思います。

レッスンの内容を詳しく確認できますので併せてご覧ください。

ラウンドでのスイング確認

私がラウンドに行った際のスイング動画を何枚か撮影してきたので橋本コーチに確認をして頂きたいと思います。
まずはナイスショットから確認をして頂こうと思います。

このドライバーショットでは自分の持ち玉でもあるフェードをしっかりと打つことが出来ました。

続いてはミスショットのドライバーとアイアンです。

どちらのショットもダフリでのミスショットとなりました。
これらのショットにどう違いがあるのか橋本コーチに解説をして頂きたいと思います。

橋本コーチ解説

ナイスショットのドライバーとミスショットのアイアンがどちらも正面からの撮影なのでこちらの2枚を比較していきます。

インパクト付近のタイミングにラインをつけ分かりやすく見ていきましょう。
こちらがナイスショットの画像です。

3本のラインを付け加えて解説をしていきます。
黄色のラインが胸の中心線、青色のラインがグリップ位置、赤色の線が骨盤の中心線です。
インパクトの直前を切り取った際にこの3つの位置の差が極めて少ないことがわかります。
それに加えて、グリップ(青線)が骨盤の位置(赤線)まで来ているのにヘッドはだいぶ遅れて入ってきていることが見て分かります。

これとミスショットを見比べてみましょう。

骨盤の位置(青線)と胸の位置(赤線)も距離が離れていて、グリップ(青線)もより距離が離れてしまっています。
この3つのラインの差が大きいためダフリというミスショットが現れています。

インパクトの瞬間でも3つのラインに大きな変化があります。

ナイスショットでは胸や骨盤の位置を遥にグリップの位置が通り越しているのに対して、ミスショットではほぼ同じラインに位置しています。
これがダフリになる原因となります。

それでは実際にこの場でスイングをしミスショットのデータを数値化してみていきましょう。

橋本コーチレッスン

ミスショットのデータがこちらになります。

ミスショットで多く出たと言われていたダフってプッシュアウトになるミスショットのデータを取れました。

軌道に対してフェースが大きく開いているのが分かります。
そしてアッパーブローの軌道になるため手前からダフリ気味なショットになります。

スイングを見たところ身体の回転に対して腕が遅れてしまっています。
理想のインパクトでの左腕の位置はここです。

現状のインパクト後の腕の位置で実際にはインパクトを迎えていきたいです。

そして腕の遅れが起きてしまっている原因は、テイクバックにあります。
小宮トレーナーのテイクバックはインサイドに上がりすぎてくるテイクバックになっています。

トップの位置で左右の腕の間を見ると右肩が隠れてしまっています。
これがバックスイングでインサイドに引きすぎている状態を表しています。
手前にバックスイングをとりすぎているためアンダーから入りダフリが多い状況になっています。

それではインパクトの感覚やテイクバックの正しい位置の感覚を掴めるように実際に動いていきましょう。

スイング改善

まずはインパクト時の腕の感覚を掴むことから行っていきましょう。
インパクトが身体の右側で行ってしまう人はクラブに対して『押す』という力を多く加えています。
インパクトでの理想はクラブを引いて動かすことです。
まずはこの感覚を作っていきましょう。

クラブのグリップを10cm間を開けてスプリットの状態で持ちます。
そこからテイクバックをしてトップまで作り、ダウンスイングでクラブと床が並行になるところでスイングを止めます。
身体の力を抜いてスイングを行うのではなくしっかりと力を入れた状態でスイングを行ってください。

グリップの間を開けることによって左右の手の役割が明確に把握することが出来ます。
この結果左手の役割が増え上記の練習方法を行った際に左サイドまで腕がくるようになります。
スプリットハンドでのスイングも行ってください。
この持ち方で行うと左腕の位置やスイングの抜け感が変わってくると思います。
まずはこの感覚を意識して行ってみましょう。

さらにより腕を左に持ってくるには先ほど課題に挙がっていたバックスイングを意識していきたいと思います。

テイクバックの際に左腕が飛球線に対して角度がつかないように上げていきます。
こうすることによりスイング時に胸が潰れるような窮屈感がなくなり腕の振り抜きがスムーズになります。
この結果右サイドでのリリースをすることなく左サイドでクラブをリリースすることに近づきます。

まとめ

プッシュアウトやダフリのミスが多い原因は、インサイドから入りアッパーブローの軌道になっていたためこれらのミスが多く出ることがわかりました。
これらの原因はテイクバックでの上げ方がとても強く関わっていることがわかりました。
テイクバックの際に飛球線方向に左腕がくるように上げることによって腕がスムーズに動きてくれるスペースを作り出すことができ、その結果インパクト時に左腕が身体の左サイドにくる状態を作り出すことが出来ます。
ダフリやプッシュアウトが多く悩んでいる方はテイクバックの左腕の位置を気にしてみて、もしインサイドに引きすぎているようでしたら飛球線と並行になるように試してみてください。

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トータルゴルフフィットネスでは、ゴルファーの願いを最短で叶えるために、トレーナーとコーチが連携してカラダのチェック・スイングのチェックを行います。
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小宮 諒写真

小宮 諒

東京スポーツ・レクリエーション専門学校卒業。在学中に地域密着型スポーツクラブを選択し、ジュニアから高齢者、アスリートなど幅広いお客様の評価、トレーニング指導を経験し様々な痛みやパフォーマンスアップを担当。その人にあったトレーニングを提供することによりゴルフの結果だけではなくトレーニングの楽しさや素晴らしさ、変化などを実感してもらえることをテーマにしている。

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