トータルゴルフフィットネス、トレーナーの江澤です。
前回、小宮トレーナーのヘッドスピードを測定し速さを出せる身体の秘訣を分析しました。
ヘッドスピードの速さは56.2m/sというプロゴルファー並みの速さを記録してくれました。
では、なぜこのような速さのスイングをすることができると思いますか?
実際に身体の分析をしたところ、まず一番に重要になってきたのは「筋肉量」です。
筋肉量が少ないと身体を動かすエンジンが小さいことになります。
筋肉量が多いとエンジンが大きいことになり、より大きな力を生み出す能力を兼ね備えていることになるのです。
それに加えて小宮トレーナーの場合、上半身の回旋可動域が大きく、身体を大きく回すことができる状態でした。
そこで今回は、小宮トレーナーのヘッドスピードをより高い数値にできるようにトレーニングを行っていきたいと思います。
筋肉量や柔軟性を現状で十分に兼ね備えているので今回は、神経系の強化をしていきたいと思います。
神経系の強化トレーニングでは、弾性エネルギーといいバネの能力を総合的に高めていくような、パワー系・スピード系のトレーニングを行っていきたいと思います。
動画内にてヘッドスピード向上トレーニング公開中です。
目次
ヘッドスピードを上げるために
ヘッドスピードを上げるということは回転のスピードを上げることになります。
回転スピードを上げるためにはゴルフスイング時のパワーソースを強化していく必要があります。
縦のパワーと横のパワー、回転のパワーと3つのパワーをいかに上げていくかが大切になってきます。
そして回転のパワーを上げる時には縦と横への出力を上げていくことがとても重要になります。
なので、今回は縦へのパワーと横へのパワーを出していくエクササイズを中心に行っていきましょう。
エクササイズ紹介
ケトルベルスイング
まず初めに行っていくのは縦のエネルギーを使っていくエクササイズです。
- 足を肩幅に開きケトルベルを持ちます
- 身体を倒すと同時にケトルベルを下にふります
- 身体を起こすと同時にケトルベルを振り上げます
・下半身の動きでケトルベルを動かします
・1回ごと全力で行います
サイドステップw/バイパーローテーション
次に行うのは、横と縦のエネルギーを使っていくエクササイズです。
- ViPRを持ちます
- 片足側に少しジャンプをし片足でしっかり地面を踏みます
- 地面を踏むと同時にViPRを脚側にツイストします
- 逆側も同じように行います
- 左右連続で行います
・足の着地時に膝が内側に入らないように行います
・上半身の動きと下半身の動きを連動させて行います
・力強く行います
BOXジャンプ
次に行うのは瞬間的なパワー発揮の能力を高めるエクササイズです。
- BOXの前に立ち少ししゃがんだ姿勢になります
- よりしゃがむことなく一気にBOXに飛び乗ります
・真上に飛びBOXに乗ります
・飛ぶ前にクッション動作を入れずに行います
MBツイストスラム
最後に行うのは全身を連動させてパワーを発揮するエクササイズです。
- 足を肩幅に広げMBボールを持ちます
- 片側から頭の上を通すように身体を捻って反対側にボールを叩きつけます
- 逆の動きを行います
- 連続で行います
・上体が倒れ込みすぎないように投げます
・上半身をしっかりと捻ります
・全力でボールを叩きつけます
まとめ
今回はヘッドスピードを上げる取り組みとして、神経系のトレーニングをし、よりパワーよりスピードを出せるようなトレーニングメニューをご紹介させていただきました。
一見回転だけのパワーを多く使っていると思われるゴルフですが、実は縦方向のパワーや横方向のパワーもとても多く使ってスイングをしています。
縦方向と横方向を取り入れることでより強い力を生み出すこともできるので飛距離アップのためのヘッドスピード向上を目指している方にはとても効果的なエクササイズになります。
ベースの体力や筋力、柔軟性がしっかりと備わっている方はこのような神経系のトレーニングを取り入れていくことがとてもおすすめになりますので是非実践してみてください。
規格外のヘッドスピードを生む身体を作るために
トータルゴルフフィットネスでは、ゴルファーの願いを最短で叶えるために、トレーナーとコーチが連携してカラダのチェック・スイングのチェックを行います。
『カラダの問題点』『ゴルフスイングの問題点』を明確にし、効率的なゴルフスイングを身につけるための提案を行います。
ゴルフレッスンだけではなかなか修正が難しかったフィジカル面の課題もゴルフ専門のトレーナーがしっかりと見極めて改善へ導きます。