トータルゴルフフィットネス、トレーナーの江澤です。
ヘッドスピードを上げる取り組みをしたことはありますか?
軽いものや重いものを振ったり、連続素振りをしたりと様々な取り組みができると思います。
そもそもヘッドスピードが速い人は、なぜ早くクラブを振ることができるのと思いますか?
筋力のおかげなのか、柔軟性のおかげなのか、はたまた違う要素が潜んでいるのか、どのような条件がありヘッドスピードを速くすることができているのでしょうか。
当クラブの小宮トレーナーはヘッドスピードがとても速いので、小宮トレーナーに協力をしていただきヘッドスピードが速い秘訣を分析していきたいと思います。
目次
動画内にてヘッドスピードを上げる秘訣が確認できますので是非ご覧ください
ヘッドスピード確認
まずは実際に小宮トレーナーにどのくらいのヘッドスピードが出せるか実践していただきましょう。
スイングのデータがこちらになります
満振りでの素振りで56.2m/sというヘッドスピードです。しっかりと当たれば300yは飛ぶような数値です。
実際にボールがある状態でのスイングより少し速い数値になると思いますが、こちらの数値を参考にしていきます。
そもそもですが、素振りより実際のスイングのヘッドスピードが早いなんていう人はいません。素振りで早い数値を出せることが大前提になります。
そしてここからは、なぜ小宮トレーナーがこのような早い数値を出せているのかを分析していきます。
フィジカルチェック
Inbody
初めに行うのは「Inbody」測定です。
Inbody測定では、身体の筋肉量やつき方、体脂肪量や体脂肪率などを測定することができます。
こちらがそのデータです。
まずは体重と筋肉量、脂肪量を確認していきましょう。
小宮トレーナーの数値を確認すると、体重:70kg、筋肉:56.3kg、体脂肪:10.9kgです。
この数値をグラフにした際に、このような筋肉量が抜けているデータがとても重要になります。
速くクラブを振るためにはエネルギーを出す必要があります。
そのエネルギーを出してくれるのが筋肉になります。つまり筋肉はエンジンのようなものなのです。
筋肉量が多くなれば、排気量の多いエンジンを身体に兼ね備えていることになるので、速く振るための重要な要素になります。
このように小宮トレーナーはしっかりとした筋肉量があるので、速く振れる要因の一つになります。
筋肉のつき方の上半身と下半身のバランスや左右バランスを見ても、下半身の数値もしっかりあり体幹や下半身もしっかりあり、とてもバランスの良い筋肉のつき方をしています。
例えば、腕だけが強かったり体幹だけが弱いというアンバランスが見られる方も多くいます。
この筋肉バランスも一つ大切な要素になります。
可動域チェック
続いては身体の可動域チェックをしていきます。
小宮トレーナーのスイングを見ていると、上半身がしっかり回っている印象があります。
上半身の可動域がしっかりあることが予想されるので、その部分をしっかりとどのくらい回せているか確認してみましょう。
- 椅子に座り、足元に90度の角度で目印を作ります
- 膝が開かないように上半身を左右に回します
・顔は常に正面を向けて行なってください
このチェックをした際に、肩のラインが45度以上回るかがとても重要な要素になります。
小宮トレーナの場合、大体50度くらい回っています。
これはかなり上半身の可動域が大きいと言えます。
上半身の可動域が多いと捻転差を多く作ることができます。
捻転差を大きく作れた方が、身体の回転を加速させやすくなりますので、ヘッドスピードの大きな要因に関係してきます。
まとめ
Inbodyと可動域チェックをしたところ小宮トレーナの場合、筋肉量がしっかりあり上半身の可動域が大きいということが判明しました。
この2つの要因が、小宮トレーナーのヘッドスピードに大きく関係していると考えられます。
大きく振ることによって、よりたくさんのエネルギーを使える状態にすることも大切ですし、筋肉量を増やすことで、よりたくさんのエネルギーを使うことができる身体の状態にすることもとても大切です。
自分のヘッドスピードを出せる身体の要因は足りているのか是非チェックしてみてください。
ヘッドスピードを最短で上げるために!
トータルゴルフフィットネスでは、ゴルファーの願いを最短で叶えるために、トレーナーとコーチが連携してカラダのチェック・スイングのチェックを行います。
『カラダの問題点』『ゴルフスイングの問題点』を明確にし、効率的なゴルフスイングを身につけるための提案を行います。
ゴルフレッスンだけではなかなか修正が難しかったフィジカル面の課題もゴルフ専門のトレーナーがしっかりと見極めて改善へ導きます。