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スタッフコラム
「ゴルフボディを作る」

STAFF COLUMN

第504回 クラブのしなりを感じるための身体の使い方

以前、起き上がりについて解説をさせて頂いた動画の中でアーリーリリースをしてしまうと起き上がりやすいとお伝えさせて頂いきました。
その動画の中で、腕の振り遅れは良くないですが、クラブの振り遅れは是非やってみてくださいとお伝えさせて頂きました。
こちらのコメントで、「アーリーリリースをした方がクラブのしなりを感じやすいのですが、アーリーリリースをしない動作でクラブのしなりを感じる方法はありますか?」との内容を頂きましたのでこちらを解説させて頂きます。

クラブのしなりを感じたい方はこちらの動画をご覧ください。

コメントを頂いた起き上がりの動画はこちらから

クラブの重みを感じる事ができない理由

クラブの振り遅れの形を意識したスイングでクラブのしなりを感じることができない理由として、振り遅れの形を作りに行ってしまっている事が予想されます。
ヘッドが身体の遠くにある方が重みを感じやすいのでその分身体への負荷が大きく感じると思います。
クラブの振り遅れの形にするとヘッドが身体の近くにくるので重みを感じにくくなることは必然のことかと思います。

この事から重要になってくるのは「クラブの振り遅れの形を作りにいかない」という事です。
クラブの振り遅れの形を動きの結果としてできるようになって頂きたいです。
この結果を獲得するために必要になってくるのが「切り返し」の動きです。
バックスイングでクラブが後ろに動きたがっている時に身体はダウンスイングの方向に行きたがっているという状況を作ることが肝心になります。
この状態になると、上の力と下の力の引っ張り合いが生じクラブのしなりを生み出しています。
この動きを練習する際は動きひとつひとつを切り離して練習をしないようにしてください。
ゴルフスイングは一筆書きなので最初の動きから最後の動きまで流れるように行うようにしてください。
最初から最後までスムーズに動かして、自然とクラブの重りを感じられるようにしましょう。

それではクラブのしなりを感じられるようになるためのエクササイズをご紹介します。

エクササイズ紹介

分離のトレーニング

1つ目にご紹介するのはクラブを使用した分離のエクササイズです。
  1. 左手でグリップ、右手でシャフトの下の方を持ちます
  2. 壁際に立ちグリップエンドを壁の当てアドレス姿勢になります
  3. 骨盤を回します
  4. 20回行います
ポイント
・お腹を使って骨盤を回します
・上半身が動かないようにします

腕と身体を同調させるエクササイズ

2つ目にご紹介するのは腕と身体を同調させるエクササイズです。
チューブを使用してエクササイズを行います。
  1. チューブを横に固定をし、アドレス姿勢をとります
  2. 両肘でボールを挟み、腕を伸ばします
  3. チューブを反対方向に引っ張ります
  4. 片側10回行います
ポイント
・お腹を使う意識で行ってください
・腕で捻るのではなく身体で捻る意識で行います
 

まとめ

今回は「アーリーリリースをしないでクラブのしなりを感じるには」という内容で解説をさせて頂きました。
振り遅れの形を自らで作ってしまうと、クラブの重さを感じることができません。
クラブの重みを感じるために、切り返しの瞬間を意識する練習を是非行ってください。
より切り返しをスムーズにするためにご紹介させて頂いたエクササイズを実践してみてください。

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