トータルゴルフフィットネス、トレーナーの江澤です。
ゴルファーの永遠のテーマでもある「飛距離アップ」。
ゴルフをやっている誰もが永遠と目標にするテーマであると思います。
では、なぜ飛距離アップを目指すのか。
もちろん理由は様々です。
あの人に勝ちたいから、前の飛距離を取り戻したいなどいろんな理由が挙げられると思います。
ですが、「パットイズマネー」と言われるように、ショートゲームが一番スコアに寄与するとよく言われているのに、なぜ飛距離アップを最大の目標にする方が多いのでしょうか。
パットイズマネーと言われる言葉を大切にするのであれば、ある程度の飛距離をキープし後はショートゲームの腕を磨けば良いのではないでしょうか。
実は、飛距離アップをすることでゴルフにおける最大のメリットがあることが研究でも判明しています。
そちらの内容を今回はご説明させていただきたいと思います。
飛距離アップが最大の武器になる重要な理由が確認できますのでご覧ください。
目次
なぜ飛距離アップが重要なのか
飛距離がスコアに与える影響
結論から言うと、飛距離が一番スコアに寄与するからです。
もちろん常にホールインワンを狙えと言うわけではありません。
そして、パッティングやアプローチ、ミドルアイアン、ロングアイアンが重要ではないわけではありません。
ですが「パットイズマネー」と呼ばれているパターでさえスコアには15%しか貢献していないというデータが研究の結果判明しています。
このデータは『ゴルフデータ革命 ※ 』というアメリカで発表された書籍に記載されてあります。
スポーツ界では「ビッグデータ」と呼ばれ、さまざまなデータを取った上で統計学的にパフォーマンスを調べるということがされています。
ゴルフ界ではPGAのテレビでよく表示される『SG』という項目が注目されています。
『SG』とはSTROKE GAINEDというデータのことです。
日本語にすると「稼いだ打数」や「貢献した打数」という意味になります。
これらのデータを見ることによって、誰が1番ロングショットが上手なのか、誰が1番ティーショットが上手なのかがわかります。
※ マークブローディ 『ゴルフデータ革命』 (プレジデント社、2014年)
データを見た結果
これらのデータを見ていった結果、『カップの近くに飛ばせば飛ばすほどスコアが縮まる確率が近い』と言われています。
ティーショットをより遠くへ飛ばす事、それに加えてより大事になる事は『2打目3打目の長い距離を打つ精度』がとても大事になります。
パッティングが大事というより、よりカップに近いところに打つ、尚且つその確率が1番高いようにするという事が大事だと「ゴルフデータ革命」で言われています。
このことから飛距離があることが1番のアドバンテージになるとされています。
PGA界ではまず飛距離と言われていているくらい、このデータを基に戦略が組まれます。
デシャンボー選手もこのデータを基に飛距離を伸ばすべく、厳しいトレーニングを積み身体を大きくする取り組みを実施しています。
とはいえ、これまでの内容はトップレベルの選手の統計になります。
パットも上手であればアプローチも上手、ティーショットも上手な選手たちの世界の話になります。パットもアプローチもティーショットにも全てに課題があるアマチュアの私たちに関しては、全てに対してより上手になる必要があります。
最終的に私たちアマチュアは全てに対してもっとレベルアップをしなければいけないのです。
ただ、飛距離があれば確実にスコアを縮めやすい要素を兼ね備えていることになります。
松山選手がZOZOで優勝した時やSONY OPENで優勝した時の最終ホールで見せた2ndでのウッドのショットを覚えていますか。
あのシーンが今回の内容を物語っています。
『正確により遠くに飛ばす』これを体現しているショットを松山選手は披露してくれました。
あのショットが勝負を決めたと言っても過言ではないように、正確な飛距離のあるショットは1番の武器になることに違いありません。
まとめ
今回は飛距離がどのようにスコアに寄与しているのかを解説させていただきました。
このように飛距離が最大のアドバンテージになります。
正確により遠くに飛ばす事がとても重要になり、最大の武器になります。
どのクラブの精度も高めながら飛距離を常に追い求めることが最大のゴルフのスコアを縮めることになるのではないでしょうか。
余談も含めながらの内容がこちらの動画から確認できますので是非ご覧ください。
飛距離アップをするために
トータルゴルフフィットネスでは、ゴルファーの願いを最短で叶えるために、トレーナーとコーチが連携してカラダのチェック・スイングのチェックを行います。
『カラダの問題点』『ゴルフスイングの問題点』を明確にし、効率的なゴルフスイングを身につけるための提案を行います。
ゴルフレッスンだけではなかなか修正が難しかったフィジカル面の課題もゴルフ専門のトレーナーがしっかりと見極めて改善へ導きます。