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スタッフコラム
「ゴルフボディを作る」

STAFF COLUMN

第482回 ゴルフはインパクトで決まる!飛んで曲がらないボールを打つ方法

トータルゴルフフィットネス、ゴルフコーチの橋本です。
今回はインパクトを深堀りしていきます。

インパクトの瞬間を可視化

皆さんは普段、スイングをするときに何を意識してスイングをしていますか?
アドレスやスイング自体の動き方、カラダの動かし方など意識する点は様々です。
練習をする際につい、動きに目が行きがちになると思いますが、インパクトの瞬間を気にしたことはありますか?
ボールの飛び方を決めるのは必ずインパクトがどのようになっているかです。
ですが、インパクトの瞬間をカメラなどで抑えることは至難の業です。
そこで活躍するのが、『フライトスコープ』という分析機になります!

フライトスコープとは?

フライトスコープとは、インパクト周りのデータが取れる弾道測定器です。
Dプレーン理論(新飛球の法則)に基づいた設計になっています。
ドップラーレーダーと言って軍事技術を応用した弾道分析機になっており、打ったボールを追尾して弾道を測定します。

今回はこのフライトスコープを使い実際にインパクト分析をしていきたいと思います。

フライトスコープの説明やこの後のレッスンを動画で見たい方はこちら

実際のデータ

実際に打っていただいたデータがこちら オレンジ色の線がクラブパス(軌道)で、黄色の線がフェースアングルになります。
このスイングデータは、
クラブ軌道が5°インサイドアウトに当たっています。
フェースアングルもクラブ軌道に対して角度の差がないので右にまっすぐ出ていくようなショットになることがわかります。
このようなデータが出ます。

Dプレーン理論でいうと、クラブパスとフェースアングルの差が大きいとボールが曲がります。

今のデータを水平方向から見てみましょう。

入射角-1.3°となっています。この数値ですとシャローに入っているのでもう少しダウンブローで-4〜-5°くらいの入射角になるとしっかりと捕まった球になってきます。

スイングプレーンも可視化できる

続いてはスイングを三次元のデータで解析していきます。

Hプレーンはスイングプレーンの方向です。
4.5°右に向いていてこれもインサイドアウトを表すデータです。
インサイドアウトの度合いとして、やや右に向いているという数値になるので極端な数値ではないです。

修正もイメージしやすい

ドローボールを目指す場合、このデータの中で修正すべき点は、

  1. フェースアングル
    現在5°になっているものを2〜3°まで数値を小さくする。
  2. 入射角
    ダウンブローの角度を強くしてあげる事で、軌道がインからアウトに抜ける角度が強くなります。

この2つを行うことで、捕まったドローボールを打つことを可能にしてくれます。

実際のスイング

スイング映像も合わせて見ていきましょう。

ハンドレイトでインパクトし、少しシャローに当たっていくような形を取られています。
手元のポジションでクラブ軌道の最下点が決まるので、もう少し前ターフが取れるような分厚いインパクトを目指すのであれば、グリップが先行した状態でボースにアタックしていくのがベストだと思います。
ボディターンのタイミングに対して、手首の角度のほどきが少し早いので、手首の角度をキープした状態でアタック出来る様に目指していく取り組みをまずは実践してみましょう。

練習方法

アンチフリップスティックという練習器具やツアースティックを持って行える練習方法をご紹介します。

このスティックがスイングした際に体に当たらないようにスイングをするようにします。

この意識をすることにより、インパクト瞬間がハンドファーストになります。
その結果入射角も理想の値である-4.6°の数値を示しています。

スティックを意識することにより、身体のターンに対して腕の振りやリリースのタイミングが適正になります。
身体の前に常に手があるような感覚を得られるとさらに良いです。
そしてこの器具を使った練習をした後は、必ず器具がない状態でも行ってください。
道具を使っていない状態でも、先程のスイングが出来るように意識しましょう。

左手だけでスイングの練習をするのもとても有効な手段です。 まずは短いクラブでハーフスイングから行いましょう。

 

まとめ

今回実践した内容は、
ハンドファーストに入ることで入射角がダウンブローになります。
さらに、腕のローテションでフェースをスクエアに戻しながら捕まえていく動作を覚えていくと、より方向性も高まり、フェース・軌道入射角が適正な数値になります。
この結果より正確なショットが打てるになるということです。
より長いクラブになるほどこれらの動きがしっかりしていないとボールが曲がってしまいますので長いクラブでの練習も要チェックです。

ゴルフボディチェック

トータルゴルフフィットネスでは、ゴルファーの願いを最短で叶えるために、トレーナーとコーチが連携してカラダのチェック・スイングのチェックを行います。
『カラダの問題点』『ゴルフスイングの問題点』を明確にし、効率的なゴルフスイングを身につけるための提案を行います。
ゴルフレッスンだけではなかなか修正が難しかったフィジカル面の課題もゴルフ専門のトレーナーがしっかりと見極めて改善へ導きます。

ゴルフスイングの改善やそれに必要な身体の動かし方をもっと具体的に知りたい方、今のスイングからステップアップしたい方に、トータルゴルフフィットネスのゴルフボディチェックをお勧めします。トレーナーがマンツーマンでゴルフに必要な身体の動きをチェック(12項目以上)、さらにゴルフコーチによるスイング分析を行って、身体とスイングの両方から課題を洗い出し、的確なアドバイスをさせて頂きます。

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橋本 潜写真

橋本 潜

トータルゴルフフィットネス ゴルフコーチ
1994年に渡米、カリフォルニア州サンディエゴ近郊のREDHAWK G.Cを拠点にUSPGAツアー予選会やゴールデンステートツアーに参戦。その他オーストラリアンツアーQTスクールなども経験する。
2011年には国内で初めて弾道測定器フライトスコープをゴルフレッスンに導入し新飛球法則とDプレーン理論を基本にレッスンを行う。
また、ゴルフフィットネスを取り入れることの重要性を認識しJGFOやTPIの知識も取り入れながら技術的な指導のみではなくフィジカルとテクニカルの両面からサポートしながら行っている。

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