トータルゴルフフィットネス、トレーナーの池田です。
今回は『ヘッドスピードを上げる!』第2弾です。
飛距離アップにつながる内容ですので、是非最後までご覧ください。
第1弾も是非参考にしてみてください。
ヘッドスピードを上げる!体幹トレーニング編
目次
- 回旋力
1.1 回旋の2つの要素
1.2 押す動きが強いと?
1.3 引く動きが強いと? - エクササイズ紹介
2.1 プッシュ・プル
2.2 お腹の捻り運動
2.3 スピードとパワーのトレーニング - まとめ
- ゴルフボディチェック
回旋力
回旋の2つの要素
今回は、『回旋力』にフォーカスしていきます。
回旋と聞くと、どの様な動きを思い浮かべますか?
みなさんが思い浮かべたように、身体を左右に回す動きのことを回旋と言います。
しかし、この回旋という動きは、『押す動き』と『引く動き』の2つの動きが組み合わさることで完成されています。
ゴルフのどんな時に押し引きの動きが組み合わさっているかというと、アドレス構えた姿勢からテークバックの際に『右側が引く動き』になり『左側が押す動き』になります。
インパクトに向けて動いていくときは先ほどとは逆の動きになり『右側が押す動き』で『左側が引く動き』の組み合わせになります。
この動きの組み合わせは、上半身のみではなく下半身(股関節)でも同じ動きが行われています。
股関節ではこの動きを内旋(引く動き)と外旋(押す動き)という風に呼ばれています。
押す動きが強いと?
例えば、
この押し引きの動きで『押す動き』が強い傾向にある人は、下のようなスイングになりやすいです。
- 突っ込みやすい
- カット軌道になりやすい
引く動きが強いと?
逆に『引く動作』が強い傾向にある人は、下のようなスイングになりやすいです。
- ダウンスイングでの伸び上がり
- リバーススパイン(体重が右に残る)
エクササイズ紹介
これらのミスはスキル的な要素もありますが、カラダ的な要素で直せる部分でもありますので、ミスを防ぐとともにヘッドスピードを上げる取り組みを行いましょう。
動画内にて詳しく説明していますので合わせてご覧ください。
プッシュ・プル
1種目目は『プッシュ・プルの回旋トレーニング』です。バランスボール(椅子でも可)と目的物(壁でも可能)
- バランスボールに座り、カラダの正面に目的物を配置します。
- 右手はカラダの前に伸ばし、左手はあばらに当てます。
- 右手を引きながらあばらに当て、左手を目標物に向かって伸ばします。
- 20往復行います。
・肩のラインをしっかりと動かします。
・肩が上がらないように注意します。
・身体がブレないように軸を意識します。
お腹の捻り運動
2種目目は『コアのトレーニング(お腹を捻る運動)』です。- 手を胸の前でクロスし、アドレス姿勢をとります。
- 骨盤だけをテークバック方向に回します。
- 元の位置に戻し、そのままインパクト方向に回します。
- 20往復行います。
・上半身が正面を向いたまま動かないようにします。
・膝が大きく動かないようにします。
・お尻が横方向に動かないようにします。
スピードとパワーのトレーニング
3種目目は『お腹を捻る運動とスピード・パワーをつけるトレーニング』です。このエクササイズではチューブを使用して行います。
- 壁にチューブをつけます。
- アドレスをとり両腕を胸の前で伸ばします。
- スイングをするように身体を捻ります。
- 連続して身体を捻ります。
- 左右20回行います。
・身体の軸を意識します。
・右肩を地面方向に下げます。
・骨盤を回しながら左足に体重を乗せます。
まとめ
今回は『ヘッドスピードを上げる第2弾』として、回旋力を上げるためのエクササイズをご紹介しました。
今回のエクササイズでは全て背骨の軸を意識して行ってください。
背骨の軸を意識したプッシュ・プルの回旋運動ができることによって、より素早く、再現性の高い回旋運動を可能にすることができます。
ヘッドスピードを上げたい方は是非実践してください。
動画にてエクササイズを動きながら解説をしていますのでご覧ください。
ゴルフボディチェック
トータルゴルフフィットネスでは、ゴルファーの願いを最短で叶えるために、トレーナーとコーチが連携してカラダのチェック・スイングのチェックを行います。
『カラダの問題点』『ゴルフスイングの問題点』を明確にし、効率的なゴルフスイングを身につけるための提案を行います。
ゴルフレッスンだけではなかなか修正が難しかったフィジカル面の課題もゴルフ専門のトレーナーがしっかりと見極めて改善へ導きます。