スタッフコラム「ゴルフボディを作る」

第449回 前傾キープができない人はこれが原因!【起き上がり】

トータルゴルフフィットネス ゴルフコーチの赤坂です。
今回は起き上がりについて解説します。
起き上がっているのは知っているけど、起き上がっている原因がわからない人は必見です!
「なぜ」起き上がってしまうのかを理解した上で、練習やレッスンを受けることでより効率的なスキルアップに繋がります!

詳しくはこちらをご覧ください。

起き上がりを簡潔にお話しすると「初心者の方」と「中・上級者の方」で変わりますので分けてご説明させていただきます。

初心者の方

まずは初心者からお話しします。
初心者の方は棒の先に重たいものがついているゴルフクラブを地面にぶつけるのが怖いと思います。その結果、ほぼ全員左肘が曲がります。

そこで以下のポイントを意識してみましょう。

① 地面と仲良くなる。
② 地面にクラブヘッドが落ちていいことを知る

ゴルフクラブは円運動といい左右に遠心力を伴って動いているので、この円運動が働けば、地面に当たっても滑ってくれます。
円運動が途切れるとクラブが地面に刺さってしまいます。そうするとクラブヘッドが抜けずに反発します。

練習方法は、円運動をし、地面を擦りながら連続素振りをすることです。

中・上級者の方

次は中・上級者についてお話します。
中・上級者の方は、自分自身が起き上がることを理解している為に起き上がらないように体を押さえ込もうとしてしまうのですが、起き上がる動作の足首、膝、股関節の伸展(伸ばす動き)は「トリプルエクステンション」といい、パワーになります。

このトリプルエクステンションがパワーになることが分かっている為、飛ばしたいと思っている方は伸展動作を出して浮き上がりたがります。
たとえば、5ydのアプローチではほとんどの方は浮き出ないと思います。しかし、これが250ydの距離になると浮き上がってしまう方が多いと思います。

そこで以下のポイントを意識してみましょう。

① 力を出そうとすると伸びることを理解する
② 出力を後ろに逃がしましょう

左サイドを後ろに逃がすと左のお尻が後ろに来ます。

左足が後ろに行くとカラダはバランスとして前傾方向に行きます。トップに行ったときに左膝は右膝より前に出ています。この位置でダウンスイングをしていくと起き上がりになります。なので、その左膝を後ろに引いていく必要があります。
伸びあがろうとする力を押さえるのではなく、その力を左後ろに逃がしてあげてください。

今回は、起き上がりについて解説しました。
起き上がらないドリルをすることも重要ですが、「なぜ」起き上がってしまうかを理解して自分にあった起き上がり防止のドリルを探しましょう!

ゴルフスイングの改善やそれに必要な身体の動かし方をもっと具体的に知りたい方、今のスイングからステップアップしたい方に、トータルゴルフフィットネスのゴルフボディチェックをお勧めします。トレーナーがマンツーマンでゴルフに必要な身体の動きをチェック(12項目以上)、さらにゴルフコーチによるスイング分析を行って、身体とスイングの両方から課題を洗い出し、的確なアドバイスをさせて頂きます。
赤坂 友昭
赤坂 友昭

福岡県出身。JGTOツアーカード保有。
12歳の時にゴルフ練習場へ行きゴルフを始める。ジュニアの試合や日刊アマチュア全日本選手権などに出場して腕を磨き、アマチュア時代には福岡県の強化選手に選ばれるなど活躍。
現在はクラブの特性を活かす道具の使い方、運動力学による効率の良い体の使い方、運動学習を基にした指導法をベースに物理的な側面からレッスン活動を行っている。

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