スタッフコラム「ゴルフボディを作る」

第438回 ゴルフスイングの勘違い~振り遅れ~

トータルゴルフフィットネス、トレーナーの谷崎美樹です。
今回は「振り遅れ」について解説してみたいと思います。

「起き上がり」とも密接な関係がありますので、そちらも直せるチャンスです。
詳しい内容はこちらの動画をご覧ください。

振り遅れというと悪いイメージがありますが、実は振り遅れには2種類あります。
1つは「腕の振り遅れ」です。
ダウンスイングで腕が身体の中心から大きく外れて、身体はフォロー側へ回っているのに、腕が置き去りになってしまい、身体に追いついていないという形です。

これは悪いイメージ通りで、やってほしくない振り遅れです。
この形になると、後で慌てて身体に追いつかないといけなくなるため、遅れた分を取り戻そうとして、リリースを早く行うことになります。

これがアーリーリリースと言って、ダフりの原因になります。
それと同時に、ダフるのを嫌がって起き上がって回避しようとします。
起き上がってしまうのは、「このまま前傾を維持したままだとダフって打てない」ということを身体がわかっているからなんです。

もう1つの振り遅れは「クラブの振り遅れ」です。
腕は身体とほぼ同調していて、腕の振り遅れはない形です。クラブが遅れてくるので、クラブヘッドが頭と近い状態を維持していくようになります。
これはクラブが置き去りになって身体と腕が先行していきます。
いわゆるタメができる形になります。
この「クラブの振り遅れ」は起き上がり癖のある方は是非やってみて頂きたいです。

もう一つ大事なことは、クラブを振り遅れさせたら、下半身を止めずに回し続けるということです。

起き上がるどころか、身体をしっかり前傾させないとボールに届かないので、 前傾を維持できるスイングになります。

是非クラブの振り遅れをやってみてください。

ゴルフスイングの改善やそれに必要な身体の動かし方をもっと具体的に知りたい方、今のスイングからステップアップしたい方に、トータルゴルフフィットネスのゴルフボディチェックをお勧めします。トレーナーがマンツーマンでゴルフに必要な身体の動きをチェック(12項目以上)、さらにゴルフコーチによるスイング分析を行って、身体とスイングの両方から課題を洗い出し、的確なアドバイスをさせて頂きます。
谷崎 美樹
谷崎 美樹

トータルゴルフフィットネス所属パーソナルトレーナー
日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナー、柔道整復師。
ファンクショナルトレーニングで効率よくゴルフボディを作ることを得意としており、プロゴルファーからアマチュアゴルファー、ジュニアゴルファーまで幅広く指導中。また整形外科でリハビリテーションを担当していた経験から痛みのある方へのトレーニング指導も行っている。
自身もゴルフが好きでベストスコアは70台。

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