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「ゴルフボディを作る」

STAFF COLUMN

第432回 ゴルフスイングの勘違い~スウェーとスライドはなぜ起こるのか~

トータルゴルフフィットネス トレーナーの池田です。今回は、スウェー・スライドが『なぜ』起きるのかをトレーナー目線で紐解いていきます!

ご紹介する内容は3つです!
① 『なぜ』スウェー・スライドが起こるのか
② 股関節の柔軟性チェック
③ 股関節内旋の使い方

前回の内容では、赤坂コーチによるスキルのレクチャーをして頂きましたので、今回はカラダにフォーカスした内容をお届けします!

詳しくはこちらの動画をご覧下さい!!

それでは①なぜスウェー・スライドが起こるのかをご説明していきます!
スウェー・スライドに特に関わってくるのが『股関節の内旋』という動きです!

テイクバックの時は『右股関節の内旋』の動きです。
切り返しからフィニッシュに向けては『左股関節の内旋』の動きになります。
どちらの動きの時にも、股関節がうまく回らない、内旋がスムーズに出来なければカラダが自然と横方向へ動いてしまうのです。

なので、両股関節の内旋の動きはとても大切な動きです。

柔軟性だけの問題だけでなく、カラダは柔らかいのだけれど動かせないという方も中にはいらっしゃいます。
このような方々は、股関節内旋の動きの使い方を理解する必要があります。
カラダが股関節内旋の動きを把握していないため横に移動してしまう事もありますので、柔らかいからと言って問題がないことはありませんので要注意です!

それでは実際に股関節の内旋の可動域があるのか・ないのかをチェックしていきましょう!
このチェックでは、クラブを3本使用します。アイアンを3本使用してカラダのチェックを行いますが、必ず1本は6番アイアンを使うようにしてください!!

  1. クラブ1本(6番アイアンではないもの)を床に置きます
  2. 6番アイアンのソール部分を①で床に置いたシャフトに合わせるようにして床に置きましょう
  3. 3本目のクラブを持ち骨盤(骨盤の出っ張っている骨)に合わせるようにして持ちます
  4. 床に置いたクラブの前に立ち6番アイアンが置いてある反対側の足をつま先立ちにしましょう
  5. 6番アイアンがある方向に股関節を捻りましょう

※お持ちいただいているクラブが骨盤から離れないように注意してください

6番アイアンの位置を変え、逆側の内旋可動域もチェックしてください。

※左右を変えた時、つま先立ちになる足を変える事を忘れないように注意してください。

OK動作:持っているクラブが6番アイアンよりも回っている

このチェックでカラダ側のクラブが6番アイアンを超えていなければ、股関節の内旋が硬いという判断ができます。
この可動域チェックで柔軟性が平気であったのにスウェーやスライドになってしまうという方は、

  1. 内旋の動かし方を把握していない
  2. スキル不足によるもの⇦これに対しては前回コラムをご覧ください。

それでは最後に股関節内旋の使い方のエクササイズを行っていきましょう!

一つ目のエクササイズは『股関節の内旋の活性化&お尻の抑制』です!

  1. 横向けで寝転がります
  2. 右足を前に出し膝を90°に曲げましょう
  3. 左手を腰に当て、左手が右膝に近づくように股関節を捻っていきます
  4. 捻ったところで右のお尻を少し浮かせましょう

※カラダが前に被らないように注意してください

右のお尻の伸び感や内側を使っている感覚が出てくると良い動きです。
エクササイズの詳しい内容を知りたい方は是非動画をご覧ください!

今回はスウェイ・スライドをトレーナー目線で見て、『カラダから改善する』取り組みをご紹介させて頂きました!
股関節の内戦の可動域を出す事、使い方を覚えることをしっかり取り組み、スウェイ・スライドになってしまう根本を改善していきましょう!

ゴルフスイングの改善やそれに必要な身体の動かし方をもっと具体的に知りたい方、今のスイングからステップアップしたい方に、トータルゴルフフィットネスのゴルフボディチェックをお勧めします。トレーナーがマンツーマンでゴルフに必要な身体の動きをチェック(12項目以上)、さらにゴルフコーチによるスイング分析を行って、身体とスイングの両方から課題を洗い出し、的確なアドバイスをさせて頂きます。

詳しくはこちら

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池田 裕介

東京スポーツ・レクリエーション専門学校卒業。米国のアスレティックトレーナーやストレングスコーチの必須資格とも言われている NASM-PES や MBSC-CFSC を取得。その後、都内フィットネスジムでは店舗管理や新店開発などトレーナー以外のマネジメント業務も行う。現在、トータルゴルフフィットネスでは「セルフマネジメント能力のある選手づくり」をテーマにジュニアゴルファーからプロゴルファーからまで幅広く指導している。

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