今回はクラブ軌道・弾道分析で出てくるデータがどんなものかを見ていただきます。まずはドライバーショットのデータからです。
これはスライスショットになってしまった時のものです。スライスになっている原因はクラブ軌道がアウトサイドインになっていることと、その軌道に対してフェースがかなりオープンになってしまっていることが原因です。
アタックアングルもダウンブローになってしまっていますので、スピン量が多くなり飛距離も出ない弱いスライスになってしまっています。
これがショットの内容を分かりやすく説明したものです。ヘッドスピードが40.3m/sもあるのにスライス回転が強い(サイドスピン1459rpm)ので、総スピン量が4415rpmになってしまっています。結果193ヤードしか飛んでいません。
このようにそのショットの状態がどうなっているかを瞬時に分析することができます。「今のは引っ掛けた」 とか 「今のはつかまらなかった」 という感覚がどんな状況で起きているのかを理解できます。
これがわかりさえすればあとはそうならないための練習をするだけです。その解決方法がアドレスだったり、ボールを置く位置だったり、テークバックの意識だったり人によってやり方は変わってきます。
レッスンを受けている方であればその情報をレッスンしていただいている方と共有できれば効率良くミスショットの確率を減らせるようになります。
次回はクラブ軌道・弾道分析をした後でのチェックについてです。