前回の巻き肩改善のエクササイズはいかがでしたでしょうか?
練習前などは、巻き肩改善のエクササイズが非常に有効的です。
鎖骨から腕として動けると、体幹の体感覚も目覚めやすくなります。
それは鎖骨は体幹の筋肉と繋がっているためだからです。
更に、今日は前回緩めた前鋸筋や小胸筋を生かし、体幹の感覚を目覚めさせ、体軸を認識するエクササイズをご提案します。
<ウェーブリングを使った体軸を目覚めさせるエクササイズ>
このように両方の手でリングを使うことにより、左右差を改善する手立てにもなります。
まずは、リラックス効果を感じましょう。日頃、酷使し疲れた体をほぐします。
1)上体をリラックスさせる
リングを軽く支えるように持ったら、肘を伸ばしたまま肩を前回し(敢えて巻き肩を作ってみましょう)に、そのまま身体を小さく揺すってみましょう。
どんどん身体が緩んでいくのが感じられるかと思います。
まずは、リラックス筋肉をしっかり緩めましょう。
この感覚を覚えておいてください。
2)体幹を意識させやすくする為の体軸作りエクササイズ
次に、先程とは逆に肩を外回しです。巻き肩を改善する意味が見えてくるかと思います。
肩甲骨をしっかり下制させられると、それだけで体幹が入るのを感じられるかと思います。
この状態で、同じように身体を小さく小刻みに体軸を感じるように揺すっていきます。
そのまま少しずつ頭の上まで持っていきましょう。
身体のなかに軸が出来上がってくる感覚を意識できるかと思います。
いかがでしたでしょうか?
体幹トレーニングというと、代表的なプランクのように筋肉を固めて耐えるようなイメージが強かったり、実際に体幹は固めるものだと思われている方が多くいらっしゃるのが現実ですが、運動というパフォーマンスにおいて、どこかを萎縮させ固めている状態は、自由に動くことに対して制限が生まれます。
私がセッションを行う上で体幹の定義としては、特に萎縮させるように固めることではなく、(次回行いますが)腹圧を高めるために必要となる腹横筋、横隔膜の動きを引き出すこと、そしてゴルフにおいては回旋運動を行いますので、焼き鳥の串のような芯となる体軸のイメージ作りをしています。
次回にまたご紹介致させていただこうと思います。お読みいただきありがとうございました。