スタッフコラム「ゴルフボディを作る」

第166回 身体の制限に対してのセルフケア術〜首編〜

みなさんこんにちは。トレーナーの小林彩佳です。
今月のコラムは、身体の制限に対してのセルフケアをご紹介します。

今回はストレートネックや頸椎の伸展に対するセルフケアをご紹介します。

ストレートネックはゴルファーに多いですが、日常生活で首に傷害を抱えている方は多いと思います。首が痛い、上手く回せないなど・・・

多い原因として考えられるのが、アドレスの姿勢です。
立位姿勢から股関節を曲げ前傾位にアドレスを構えます。
この時に股関節からではなく膝から曲げたり、背中を丸めてアドレスを構えようとすると、骨盤の傾きがずれ、首にも負担がかかるアドレス姿勢になります。

結果、無理な姿勢のままスイングを続けると、首への負担が多くなり痛みの原因にもなるので、首のセルフケアをしっかりとやってみましょう!!

■用意するもの
  • フェイスタオル
1. タオルを斜めに折る
2. 可動域をチェックする

椅子に座り、首の可動域をチェックします。
姿勢を正したまま首だけを後ろに倒し、見える範囲を目でチェックしましょう。

3. 首の後ろにあてる

タオルをしっかりと首の後ろにあててタオルの端を持ちます。
この時髪の毛が首とタオルの間に入らないように気を付けます。

4. 前方方向にタオルを引っ張る

タオルは前方方向に引っ張りながら、首を後ろに倒します。
3〜5秒引っ張りながらキープ!!この動作を5回繰り返し行います。

5. 最後に可動域のチェック

最初のチェックと同じ姿勢でチェックしてみましょう。
このように可動域が上がることにより、スイング中の首への負担も軽減しますので、ラウンド前や練習前にストレッチを行ってみて下さい。

注意点
  • 痺れや強い痛みがあるときには無理にやらない。
  • 首の骨は脆弱なので力一杯やらない。
ゴルフスイングの改善やそれに必要な身体の動かし方をもっと具体的に知りたい方、今のスイングからステップアップしたい方に、トータルゴルフフィットネスのゴルフボディチェックをお勧めします。トレーナーがマンツーマンでゴルフに必要な身体の動きをチェック(12項目以上)、さらにゴルフコーチによるスイング分析を行って、身体とスイングの両方から課題を洗い出し、的確なアドバイスをさせて頂きます。
小林 彩佳
小林 彩佳

宮里藍プロ、有村知恵プロと同じ東北高校ゴルフ部出身。ゴルフをはじめて2年目で出場した長野県ジュニアゴルフ選手権で優勝経験も。全国高等学校ゴルフ選手権団体戦5連覇時の部員として、レギュラーメンバーのボディコンディショニング等チームをサポート。同期には、現在もコンディショニングを担当している木戸愛プロや大和笑莉奈プロなどがいる。

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