スタッフコラム「ゴルフボディを作る」

第7回 即効!ゴルフコアトレーニング (1)

こんにちは。トレーナーの小林和仁です。
スキーもゴルフも体幹力が大切です。

体幹部(コア)とは頭、首、手足以外の部分=胴体のことをここでは言い、骨盤、背骨、肩甲骨は身体を支える土台といってもいいでしょう。

家の構造で例えるなら骨盤は基礎、背骨は柱、肩甲骨は梁の役目を果たします。
家の基礎や柱や梁がしっかりしていないと、どんなに外側をコンクリートで固めても家は崩れてしまいます。

それと同じで、人間の身体もどんなに筋肉をつけて鍛えても骨盤、背骨、肩甲骨が正しい位置にキープされていないと体の不調やけがの原因になります。

今回紹介する体幹トレーニングは、土台となる骨盤、背骨、肩甲骨の周りを支えている筋肉を鍛えるトレーニングです。
体幹部を鍛えることで、ブレない安定した体幹部が出来上がり、スイングに再現性が生まれます。

それでは体幹を強化する簡単なトレーニングを紹介しましょう。

1. フロントスタビリティ
肩の下に肘がくるように肘を90度に曲げ身体を支えます。首から踵が一直線になるようにします。腰を反ったり背中が丸まったりしないように気をつけながら、足を交互に挙げていきます。
2. サイドスタビリティ
肩の下に肘がくるように肘を90度に曲げ身体を支えます。背中が丸まらないように、真横を向き、足を挙げていきます。下側の横腹で支えている意識を持ちます。
3. ロシアンツイスト
膝を90度に曲げ、45°くらいのところで身体をキープします。腕と身体が同調している意識を持ち、左右に捻じります。ゆっくり行うことで、より体幹で捻じる感覚を持つことができます。
4. バックエクステンション
両手両足を肩幅に広げてうつ伏せに寝ます。続いて両手両足を上に挙げ背中を反らせます。できる範囲で背中を反りますが腰に痛みがある場合は無理せず中止してください。
5. ツイスト
膝を軽く曲げ足を肩幅くらいに開き、両手をお腹の前にセットします。次にボールをゆっくりと左右に動かしてみます、最初は少しの振り幅でいいのでお腹で捻じられているのを感じてみましょう。
6. テークバックツイスト
続いて、テークバックをするように振り幅を大きくしていきます。ポイントは手であげるのではなく胴体で動かすこと。身体を一体化させるイメージで行います。
ゴルフスイングの改善やそれに必要な身体の動かし方をもっと具体的に知りたい方、今のスイングからステップアップしたい方に、トータルゴルフフィットネスのゴルフボディチェックをお勧めします。トレーナーがマンツーマンでゴルフに必要な身体の動きをチェック(12項目以上)、さらにゴルフコーチによるスイング分析を行って、身体とスイングの両方から課題を洗い出し、的確なアドバイスをさせて頂きます。
小林 和仁
小林 和仁

長年、日本スキー界の第一人者として活躍する一方、オフシーズンのトレーニングの一貫として、ゴルフ歴も30年以上。スキーにおける卓越した体重移動テクニックをゴルフスイングにおける体重移動に応用するとともに、体幹部の動き、ひねりの動作等、「柔軟でスマートな身体の動き」をプロ・アマ問わず多くのゴルファーに指導。

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