スタッフコラム「ゴルフボディを作る」

第6回 即効!ゴルフ股関節トレーニング

スキルアップをめざすゴルファーの皆さん!
パーソナルトレーナーの森弘樹です。

突然ですが「股関節」ってどこにあるか知っていますか?

「股関節」という言葉を最近よく耳にするようになりましたが、明確な場所や構造を知っている方はほとんどいません。(一般の方はそれが普通ですよね…)

しかし、大まかでも良いですので、それがイメージできていると、身体の動かし方が変わっていきます。
特にトレーニングでは、関節の動きを理解できていると、トレーニング効果は倍増します。

股関節は腰の骨と足の骨がつながる部分ですが、別名、球関節とも呼ばれおり関節面が球状であらゆる方向に動かすことが出来ます。

それに加えてねじりの動きもできる万能な関節なのです。

この優れた関節を使わない手はありません。

プロゴルファーのドライバーショットは鍛えられた股関節から生み出され、美しいトップやフィニッシュは柔軟な股関節が可能にしたフォームです。
ゴルフにとって最も重要な関節といって良いでしょう。

股関節は、するどい回転力を生み出すスイングパワーの源です。
体幹部の回転力が、両腕へと伝わりながら加速され、最終的にクラブを動かしていきます。
ゆったりとしたきれいなフォームで飛距離の出る方は、股関節が上手に働いているのです。

ただ、スイング中の股関節の動きは日常の生活ではあまり使われない動きですので、トレーニングの必要が大いにあります。

身体は、使わない機能はどんどん低下していきますので要注意です。

それでは、さっそくトレーニングを紹介します。
さびついてしまった股関節に油をさしスムーズに動かすためのトレーニングです。

1. スクワット
前方に手を出し、直立した姿勢からゆっくり股関節を曲げていきます。膝でなく股関節で体重を受け止めるイメージで行います。つま先よりも膝が前に出ないように気をつけながら行いましょう。15回行います。
2. フロントランジ
直立姿勢から足を前に踏み出していきます。つま先と膝が同じ方向になるように、踏み込みます。また膝がつま先より前に出ないように気をつけます。交互に10回行います。
3. サイドランジ
直立姿勢から足を横に踏み出していきます。つま先と膝が同じ方向になるように、踏み込みます。また膝がつま先より前に出ないように気をつけます。股関節で体重を受け止める意識を持ちましょう。交互に10回行います。
4. ローテーション
直立姿勢から片膝を90度に曲げ、膝を右回し・左回しに回していきます。つま先と膝が同じ方向になるように、大きな円を描くようにまわします。内回し・外回し交互に10回行います。
5. ヒップアダクター
横向きに寝て、ゆっくり上側の足を挙げていきます。臀部の筋肉をつけていくことで股関節が安定していきます。片側づつ10回行います。

全体のエクササイズで共通して意識してほしいことは、お腹を少しへこますように力を入れて体を安定させます。
ゴルフに必要な、軸を安定させる内側のトレーニングにもなります。

このトレーニングによって、ゴルフに重要な股関節に体重をのせてスイングすることが、身体で覚えられます。
飛距離アップにも効果大ですので、ぜひトライしてください。

ゴルフスイングの改善やそれに必要な身体の動かし方をもっと具体的に知りたい方、今のスイングからステップアップしたい方に、トータルゴルフフィットネスのゴルフボディチェックをお勧めします。トレーナーがマンツーマンでゴルフに必要な身体の動きをチェック(12項目以上)、さらにゴルフコーチによるスイング分析を行って、身体とスイングの両方から課題を洗い出し、的確なアドバイスをさせて頂きます。
森 弘樹
森 弘樹

神奈川県出身。日本大学卒業後、より質の高いトレーニング指導を行うために、医学的知識の必要性を感じ、深く身体の知識を学ぶために整体師養成校にて2年間学ぶ。その後、パーソナルトレーナーとして独立。都内フィットネスクラブを中心に数多くのクライアントを指導した経験をもつ。現在はトータルゴルフフィットネスで、統括マネジャーも兼任しながら、パーソナルトレーナーとして数多くのゴルファーにトレーニング&コンディショニング指導を行っている。

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