トータルゴルフフィットネス 管理栄養士兼トレーナーの中島です。
皆さんは普段、サプリメントを使用していますか?
日本におけるサプリメントの利用率は3割程度といわれます。
当クラブでも、皆さんからサプリメントに関するご相談を受けることが多くあります。
その中で、サプリメントの『質』に関するご質問がありました。
「アメリカの方がサプリメントの質が良いと聞くが、本当なの、、?」
今回は、この疑問について考えていきましょう!
目次
『サプリメント』の定義
サプリメントに明確な定義はありません。一般的には「特定成分が濃縮された錠剤やカプセル形態の製品」のことを示します。日本では健康食品の一つとして分類されます。つまり、食品であり医療品ではありません。巡り巡ってヒトの身体に影響を与えることは間違いないですが、サプリメントに病気を治す効果はありません(一部例外となる商品はあります)。
先ほど述べた通り、日本でも多くの方が継続的にサプリメントを使用しています。サプリメントの目的は、身体に必要なビタミン・ミネラルを取り入れることや、健康や美容を目的としたものが挙げられます。様々な種類が存在し、規制も医療品ほど厳しくないことが現状です。この手軽さがメリットであり、デメリットとも言えます。
日本とアメリカの医療背景
ここでまず、日本とアメリカではサプリメントに対する捉え方が違うことをお伝えします。日本は国民皆保険制度があります。全国民が1〜3割の自己負担で病院にかかることが可能です。病気になったら、病院に行く。日本ではこれが当たり前のことと捉えられてきました。
しかし、アメリカで病院にかかることは簡単なことではありません。民間の医療保険もありますが、入院となると出費が100万円を超えることも珍しくありません。アメリカでは、病気は『予防するもの』です。この予防策の一つとして、医療品ではなく、手軽に手に入れやすいサプリメントに注目が集まりました。
日本とアメリカのサプリメントの違い
アメリカのサプリメントは日本のものと比較して、成分の含有量が多いことが挙げられます。アメリカに住む人々は、その多くが小柄な日本人とは体格差があります。日本のサプリメントと比べると、1カプセル当たりの含有量が多いことが特徴です。
また私自身が海外のサプリメントを購入する際に感じることとして、成分以外の特徴に重きを置いていることが挙げられます。グルテンフリーやビーガン対応、サステナブルへの配慮など、成分以外の記述に目が留まります。これらも日本のサプリメントとの違いと言えます。
さらに安全面に関してですが、アメリカではFDAと呼ばれる政府機関がサプリメントの管理をしています。世界中の様々な国がサプリメントを製造する中で、最も高いと言えるほど厳しい基準を設けており、安全性は高いと言えます。
これらのことから、安全面においてはアメリカのサプリメントの基準は高いと言えます。
しかし、日本人向けでは無いことに注意が必要です。日本とアメリカでは、そもそも食事で摂る栄養素の種類と量が異なります。例として、海産物をよく食べる日本人は、ヨウ素の摂取量が多いことが挙げられます。そこで、日本のサプリメントにはヨウ素が入っていないものが多いですが、海外では添加しているものも存在します。ヨウ素の過剰摂取は甲状腺に影響を及ぼします。この様に、成分の中身や含有量が日本人向けでは無いことに注意が必要と考えます。
『食材』で摂ることがベスト!
ここで一つお伝えしたいことは、栄養素はできる限り食材で摂りましょう、ということです。
ビタミンEを例にしましょう。食材からビタミンEを摂る分には基本的に問題ありません。しかしサプリメントから摂取した場合、肝臓や腎臓への悪影響や、鉄の代謝への影響があることが分かっています。サプリメントからの摂取には、まだ未解明のものも含め、リスクがあります。
どこの国が製造したかどうかに関わらず、サプリメントはあくまで不足を補うものであることを忘れないでください。
おすすめのサプリメントはこれ!
リスクを考慮しながらではありますが、現代の食事では摂りきれない栄養素もあります。食材にこだわらず、サプリメントを併用していくことも必要と考えます。
結論、安全基準の高さではアメリカ製のサプリメントは良さそうです。しかし、私個人としては使い分けることをおすすめします。自身で成分表を見て、判断する必要があることを忘れないでください。具体的にこのサプリメントは?と思われた方は、TGFでぜひご相談ください。
最後に、一つ私がおすすめのサプリメントを挙げるなら『ビタミンD』です。骨の健康や免疫機能など、ビタミンDはヒトの体内で重要な役割を果たしています。また有酸素能力の向上や筋力発揮への影響も見られることから、ゴルファーの皆さんにもぜひ摂っていただきたいサプリメントです。
それぞれの栄養素における目標値には個人差があり、個々の目標や身体の状態によって適正値は変化します。 TGFでは管理栄養士の中島が、皆様それぞれに適した摂取量をご提案させていただきます。是非館内またはホームページを含む各種SNS等からご相談ください。
引き続き様々な観点から、ゴルファーの為の栄養学についてご紹介させていただきます!