トータルゴルフフィットネス 管理栄養士兼トレーナーの中島です。
今回は3月が旬の『苺(いちご)』についてです!
苺は本来、この時期から6月頃までが旬の食材であったと言われます。
しかしハウスでの栽培が進んだことで、
冬の期間を含めより長い期間いちごを楽しむことができるようになりました。
いちごには、ゴルファーの皆さんにぜひ積極的に摂っていただきたい栄養素がたくさん含まれています。
そんないちごの魅力に迫りましょう!
目次
花粉症が辛い今こそ!身体を守る『ビタミンC』
ビタミンCには、身体を守る抗酸化作用があります。抗酸化作用とは、身体に影響を及ぼす様々なストレスから、身体を守る働きです。このストレスには、緊張や不安といった心理的なものと、紫外線や気温などの外的なものがあります。ゴルフはこのどちらのストレスにも晒されるスポーツです。特に紫外線による身体のダメージは大きく、皮膚や目を傷つけ、体力も奪っていきます。ここで十分なビタミンCの摂取が必要です。
またビタミンCは免疫機能にも関わります。季節の変わり目であり、花粉症も辛い今こそ、免疫機能低下を防ぐ為に必要な栄養素とも言えます。
いちご一粒には、ビタミンCが10mg程度含まれます。これは皆さんが1日に必要な量のおよそ1/10です(ここでの必要量とは、「日本人の食事摂取基準(2025年版)を参考にしています。)。いちごを5粒食べると、1日に必要なビタミンCの量を半分も摂ることができます。ぜひ普段の食事や、おやつとして取り入れて欲しい食材です!
腸内環境を整える!『食物繊維』
皆さんは、名前のつかない体調不良に悩まれていませんか?最近何となく疲れやすい、身体がだるい、眠れない、などの症状にお困りのゴルファーの皆さんは、腸内環境が乱れているかもしれません。この腸内環境を整えるのが、プロバイオティクスやプロバイオティクス、発酵食品、オリゴ糖などあり、食物繊維もその一つです。
最近の研究では、様々な不調の原因が腸内環境にあると言われます。腸内環境が整えることが、健康維持、さらにはゴルフパフォーマンスのアップに繋がります。
いちごにはペクチンという水溶性の食物繊維が含まれます。腸内の善玉菌を増やす作用や、粘膜の保護、炎症反応の抑制に作用します。また、血糖値の上昇を抑える効果もあります。血糖値と精神状態には関係があります。血糖値が乱高下することで、不安感の上昇や集中力の欠如に繋がります。血糖コントロールには、食物繊維を含む食材が役立ちます!
ゴルファーの皆さんの『補食』におすすめ!
ラウンド中の補食にも、いちごはおすすめです。私自身もラウンド中の補食として、ベリー類を好んで持ち歩いています。
生のフルーツを持ち歩くことが難しい場合は、ドライフルーツも役立ちます。しかし、果物は乾燥させることで減ってしまう栄養素があることは理解しておきましょう。例えばビタミンCは乾燥により減少しますし、水分ももちろん無くなります。手軽に果物を摂ることのできるドライフルーツですが、日常ではできる限り野菜や果物を生で摂ることをおすすめします。
注意点として、これからとても暑い季節になります。果物は痛みやすいことがデメリットですの、保冷バックに入れる等の工夫は必要です。
それぞれの栄養素における目標値には個人差があり、個々の目標や身体の状態によって適正値は変化します。 TGFでは管理栄養士の中島が、皆様それぞれに適した摂取量をご提案させていただきます。是非館内またはホームページを含む各種SNS等からご相談ください。
引き続き様々な観点から、ゴルファーの為の栄養学についてご紹介させていただきます!