トータルゴルフフィットネス トレーナーの谷崎です。
今回は「なぜプロゴルファーがスクワットをするのか」その理由を掘り下げるとともに、アマチュアゴルファーの方が参考にして真似すべきポイントや正しいフォームについて解説いたします。
ぜひ最後までご覧ください。
自分のトレーニングをSNSなどで公開しているプロゴルファーはたくさんいます。
例えば、ジョーダン・スピース選手はトレーニングの一環としてスクワットを取り入れています。
彼は週に3回、3セット,10回のスクワットを行なっています。
また、重さは60kgから80kgの間で行っています。
ローリー・マキロイ選手は200kgから220kgの重さを使用し3〜5セットを行います。
重さや回数に差がありますが、シーズンのどのタイミングなのか何を目的としているかでもこの回数は変わってきます。
いずれにしても、多くの選手が日常的にスクワットをしているのは間違いありません。
プロゴルファーがスクワットする理由、それはゴルフスイングに必要な下半身の強化と安定性を向上させるためです。
特に、ゴルフスイングには下半身の筋力や体幹の安定性が重要でこれを強化することでパワーとコントロールを向上させることができます。
プロゴルファーがスクワットする理由を詳しく知りたい方は動画をご覧ください。
目次
もちろんスクワット以外にもさまざまなトレーニングがありますが特にスクワットが優れている点として3つ挙げられます。
スクワットの優れている点
総合的な筋力強化
スクワットでは大腿四頭筋、ハムストリングス、臀筋、体幹筋など下半身と体幹の広範囲にわたる主要な筋肉群を同時に強化します。
これにより、全身の筋肉バランスが取れ、スイングのパワーと安定性が向上します。
自然な動きの模範
スクワットは日常生活で頻繁に行うしゃがむや立つ動作に非常に近いため、機能的な筋力を高めるのに適しています。
これは実は重要なことで、座るしゃがむ動作や立ち上がる動作といった人としての本来の自然な動作を鍛えることによってゴルフスイングなどの複雑な動作をより効率的に行うことができます。
可動域の改善
スクワットは股関節、膝関節、足首の可動域を広げ、柔軟性を向上させます。
これによりゴルフスイング時の動作がスムーズになり全体的なパフォーマンスが向上します。
プロゴルファーのみならず、アマチュアゴルファーにもスクワットは非常におすすめのトレーニングです。
参考にしてスクワットをする場合次のような方法がおすすめです。
おすすめのスクワット方法
目標設定
まずは自分の体力や体重に合った目標設定を行いましょう。
無理のない範囲で始めることが大切です。
週に3回
スクワットは週に3回行うと効果的です。
無理のない範囲で継続することが重要です。
10回3セット
各セットで10回スクワットを行うと、筋肉に適切な負荷がかかります。
目的に合わせてセットを変えますが、まずはこの回数を基本としてやってみるのがよいでしょう。
重さの調整
初めは軽い重さから始めて、徐々に増やしていくと良いでしょう。
無理のない範囲で増やしていくことが大切です。トレーニング初心者やシニアの場合、無理して重いものを持つ必要はありません。筋量を増やしたいのか、現状維持で筋肉が落ちないようにしたいのかによっても変わってきます。
フォームの確認
何よりも正しいフォームで行うことが1番大切です。
最初はトレーナーにチェックしてもらうのがベストですが1人で行う場合は鏡を見ながら行いましょう。
スクワットの正しいフォーム
初めのポジション
・足を肩幅に開きます。つま先はやや外側に向けバランスをとりやすくします
・背筋を伸ばして胸を張ります。目線は前方に固定します
動作の開始
・腕を前方に伸ばすか、胸の前で交差させます
・股関節を引き込み、お尻を後ろに突き出すようなイメージでゆっくりとしゃがみ始めます。
低い椅子に座るような動作です。
しゃがむ
・膝がつま先よりも前に出ないように注意しながら、太ももが床と並行になるまでしゃがみます。
この時、膝は内側に入らないようにし、真っ直ぐ前を向いたままにします。
フォームの維持
・背中を丸めずに自然なカーブを保ちます。
下を向かないようにし、目線は前方を保ちます。
立ち上がる
・足のかかとで地面を押し、元の立ったポジションに戻ります。
この時に膝を完全にロックしないように注意しましょう。
呼吸
・しゃがむ時に息を吸い、立ち上がる時に息を吐きます。
一定のリズムで呼吸を保つことが重要です。
まとめ
これらのポイントを押さえて無理のない範囲でスクワットを取り入れることで、ゴルフのパフォーマンス向上につながります。
ゴルフだけでなく、日常生活での質も向上すること間違いなしです。
ぜひ継続してみてください。
トータルゴルフフィットネスでは、ゴルファーの願いを最短で叶えるために、トレーナーとコーチが連携してカラダのチェック・スイングのチェックを行います。
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