トータルゴルフフィットネス 管理栄養士の中島です。
今回は私から皆さんに、
・健康な身体を維持するために
・ゴルフのパフォーマンスをアップさせるために
これだけは食べないで欲しい!ものを紹介します。
世界には多くの食材が存在し、その品目数は7万を超えるとも言われます。また食材の品種改良も多々行われており、これらを合わせると数えきれません。
食事の基本は様々なもの食べることです。色々な食材を摂ることと、健康との関連性を示す研究は多くあります。地中海食や和食といった長生き・健康に良いと言われる料理も同様です。色々なものを好き嫌いせずに食べることが健康への近道と言えます。
しかし、その中でもゴルファーの皆さんにこれだけは食べないで!そんなものがあります。どれも身近なものばかりですので、日々の食事を振り返ってみてください。
目次
人工甘味料を使った食品
まずは『人工甘味料』を使った加工食品です。人工甘味料はその名の通り、人工的に生成された甘味料です。砂糖と比べて少量でも強い甘さを感じることが特徴です。人間の身体はこれらを吸収することができないため、0キロカロリーです。ダイエット目的の商品を中心に、多くの加工食品で使われます。アスパルテームやアセスフルファムK、といった成分に見覚えのある方も多いでしょう。
私が人工甘味料をおすすめしない理由は、未知な部分が多いからです。
まず、実際に減量に役立つのかということ。カロリーという基準ではゼロです。しかし実際には長期的な研究において、反対に増量の傾向が見られた研究もあります。甘いと感じる食材が体内に入ってくるにも関わらず、カロリー(エネルギー)はありません。血糖値が上昇しないので、身体はよりエネルギーを求める様になると考えられます。
次に様々な疾患との関係についてです。人工甘味料はがん、生活習慣病などとの関連が見られます。過剰な摂取がなければ問題ないと考えられますが、この線引きが難しいと言えます。それぞれの体型や食事の頻度は異なりますので、摂取量の基準を決めることは困難です。
甘いものが食べたいと思った時には、自然な砂糖、特に精製されていない黒糖などを使ったものを少量食べる、これが最善と考えます。
揚げ物
次は『揚げ物』です。ゴルフ場の昼食でもカツ丼や唐揚げなど、揚げ物は定番のメニューです。しかし、揚げ物は身体の老化を促します。揚げ物は、糖質(芋類や小麦粉など)やたんぱく質(肉や魚)と脂質(油)を高温で調理します。この組み合わせがAGEs (終末糖化産物)と呼ばれる老化を促進する物質を生み出します。
また、外食で食べる大抵の揚げ物は、作り置き、かつ使用する油は何度も使い回します。これは食材の酸化を促し、体内で活性酸素を発生させます。活性酸素は身体の免疫機能を維持する為に必要です。しかし、過剰な発生は遺伝子を傷つけ、身体を老化させます。揚げ物を食べただけですぐに何か起こるわけではありませんが、揚げ物には中毒性があります。気づいたら毎日食べている、という方々を多く見てきました。心の栄養の為に『揚げたてを少量』このことを心がけるようにしましょう。
甘い炭酸飲料
最後は砂糖を含む『炭酸飲料』です。これらに含まれる砂糖は、果糖ブドウ糖液糖であることが多いと言えます。すっきりとした甘味であることから、飲料やアイス等の甘味として使われることの多い成分です。天然由来であるため人工甘味料とは異なりますが、砂糖よりも安価に製造可能です。砂糖(ブドウ糖)と比べて血糖値を上昇させやすく、AGEsを発生させるリスクも増加します。ゴルフは幅広い年齢層が楽しめるスポーツであるからこそ、糖尿病等の生活習慣病をもつ方が多いです。これらの方は特に注意が必要です。
それぞれの栄養素における目標値には個人差があり、個々の目標や身体の状態によって適正値は変化します。 TGFでは管理栄養士の中島が、皆様それぞれに適した摂取量をご提案させていただきます。是非館内またはホームページを含む各種SNS等からご相談ください!
引き続き様々な観点から、ゴルファーの為の栄養学についてご紹介させていただきます!