トータルゴルフフィットネス トレーナーの谷崎です。
ゴルフスイング中に非常に重要な役割を果たす3つの首と言われるとどの部分を思い描きますか。
スイングに重要な3つの首とは『 手首・足首・首 』です。
この3つの首にはそれぞれ重要な役割が割り振られています。
今回はこの3つの首の重要性とどんな役割を担っているのか、各関節の柔軟性を上げるためのストレッチ方法をご紹介します。
3つの首の重要性とストレッチ方法は動画にてご覧ください。
目次
手首
手首の動きや柔軟性はスイング全体のパワーやコントロールに大きな影響を与えます。
手首にはゴルフパフォーマンスに影響を与える理由が5つあります。
クラブのスピードとパワーを生み出す
手首のコックやリリースはヘッドスピードを高めるために重要です。
トップからダウンスイングにかけて手首を適切に使うことでクラブヘッドに最大のスピードを与えボールを遠くへ飛ばすためのパワーを生み出します。
手首がうまく使えないとスイングの力が減少し飛距離が落ちる可能性があります。
スイングの一貫性と正確性
手首の適切な使い方はスイングの一貫性を保つためにも重要です。
インパクト時に手首が適切な角度で固定されているとクラブフェースの向きが安定してボールを真っ直ぐ打つことになります。
逆に手首が不安定だとスイングがばらつきミスショットが増える原因になります。
コントロールと感覚の向上
手首の動きはボールのスピンや距離の微調整に影響を与えます。
微妙な手首の調整によりフェードやドロー、ロブショットなど様々なショットを打ち分けることができます。
手首の感覚が良いとより高度なショットをより正確にコントロールすることができます。
衝撃の吸収
インパクト時にはクラブヘッドがボールや地面に強く衝撃を与えます。
この衝撃で手首が適切に吸収することで怪我のリスクを減らし手や腕の負担を軽減することができます。
手首が弱いとこの衝撃がうまく吸収されずに手や腕にダメージを与える可能性があります。
柔軟性と可動域の確保
手首の柔軟性はスイングの可動域を広げるために重要です。
手首が柔軟であればより大きなスイングアークを描くことができスイングのパワーアップにつながります。
手首が硬いとスイングは小さくなって飛距離やスピードが減少してしまいます。
足首
足首がゴルフパフォーマンスに影響を与える理由は4つあります。
バランスと安定性
スイング中、特にトップやフィニッシュの際に足首は身体のバランスと安定性を支える重要なポイントです。
足首が安定しているとスイング全体が安定して身体がブレにくくなります。
体重移動の効率
スイングでは体重を後ろから前にスムーズに移動させることが求められます。
足首が柔軟で適切に機能していると体重移動がスムーズに行われ力強いスイングが可能になります。
足首が硬いとこの体重移動が妨げられてスイングがぎこちなくなることがあります。
地面反力の利用
力強いスイングを生むためには地面からの反力をうまく利用することが重要です。
足首が正しく使われると地面をしっかりと踏んで力を発揮しそのエネルギーを上半身に伝えることができます。これによりスイングのパワーが向上します。
回旋運動のサポート
足首の柔軟性が高いとスイング中の身体の回転がスムーズになります。
特にテークバックからインパクトフォロースルーにかけての始首の適切な動きがスイングの回転をサポートしクラブのスピードを最大化する助けとなります。
首
首がゴルフパフォーマンスに影響を与える理由は5つあります。
視線と目標の維持
首の動きはボールに対する視線を安定させるために重要です。
首が硬いとスイング中に頭がブレやすくなって目標から視線が外れることで正確なショットが難しくなります。
首が柔軟で適切に動くことで視線をしっかりとボールに保ち正確なインパクトをサポートをします。
回転のサポート
ゴルフスイングでは身体全体が回転する必要がありますが首が硬いと上半身の回転が制限されてしまいます。
首の柔軟性があると身体の回転がスムーズになってスイングの幅が広がりパワーを最大限に引き出すことができます。
適度な脱力スイング
首が緊張していると全身がリラックスしにくくスイング全体が硬くなりがちです
首がリラックスしている状態は身体全体が自然に動いてより流れるようなスイングが可能になります。
スイングの一貫性
首が柔軟で適切に機能することでスイング中の身体の動きが一貫性を保ちやすくなります。
これによってスイングの再現性が高まって安定したショットが打てるようになります。
怪我の予防
首が適切に動かないとスイング中に不自然な姿勢や動きをとってしまって肩や背中、腰など他の部位に負担をかける可能性があります。
首の柔軟性や強さを保つことで全身のバランスが良くなって怪我のリスクが減少します。
ストレッチ紹介
手首のストレッチ
- 四つ這いになり手を床につきます
- 指先を身体側に向けます
- 肘を伸ばしたまま体を後ろに引き手首の角度をつけるようにストレッチします
★ポイント★
・肘が曲がらないように行います
足首のストレッチ
- 片膝立ちになり前足のつま先を台の上に乗せます
- 両手を膝につき膝を前に移動します
- 反対側も同様に行います
★ポイント★
・つま先と膝の向きがまっすぐになった状態で行います
・踵が浮かないように行います
首のストレッチ
- あぐらになり右手を腰に当て左手で右手を持ち腕を組みます
- 頭を左や斜め前、斜め後ろに倒します
- 反対側も同様に行います
★ポイント★
・姿勢が丸くならないように行います
まとめ
今回はゴルフにおいてとても重要な3つの首、『手首・足首・首』についてご紹介しました。
3つの首にはそれぞれの役割があり、ゴルフパフォーマンスに直結します。
各関節の役割を理解し、柔軟性や強さを確保し現状のゴルフの悩みを解決していきましょう。
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