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スタッフコラム
「ゴルフボディを作る」

STAFF COLUMN

第661回 ライバルゴルファーと差をつけるために重要なこと!

トータルゴルフフィットネス トレーナーの江澤です。

今回もバズーカ岡田さんとの対談の内容を皆様にもお伝えさせていただこうと思います。

今回対談した内容は、「ジュニアゴルファーの現状」についてです。

バズーカ岡田さんが以前にご自身で1年間外国生活をされていたそうです。

その中で、外国の方が日本を認知するきっかけは強いスポーツを通してだったとのことです。

この気づきとともに日本が世界で活躍していくということは世界で活躍するアスリートを育成することだとも感じられたそうです。

大谷翔平選手の様に世界での活躍は日本の元気に繋がります。

数々の種目で活躍するアスリートが増えれば日本の中でもスポーツ自体が活性すると岡田さんは語っています。

ゴルフにおいての現状はどうなっているのか私が解説をさせていただきました。

日本のジュニアゴルフ界の現状とは

ゴルフが盛んな国というと、アメリカやヨーロッパだと皆さんも認知されていると思います。

やはりこの国々のジュニアの育成の環境と比べてしまうと、日本の育成環境はあまり進んでいませんし、規模が小さいというのが日本の現状です。

とはいえ、日本の最近のゴルフ界では若い選手の活躍が目立ちます。

国内の女子プロの試合では10代や20代前半の選手がすごく活躍をしていますし、アメリカの試合に出て活躍している選手も多くいるほどです。

男子ゴルフでもヨーロッパで活躍する20代前半の選手が増えつつあります。

ここ5年ほどはこのように若い選手の活躍が大きく目立つようになってきています。

岡田さんは若いゴルファーが活躍する中、若い年代でのパフォーマンスの上げ方、日々の生活の取り組みの仕方がどんな状況であるのかについて現状はどのような環境にあるのか気になられているようでご質問をいただきました。

ジュニアゴルファーの育成をする環境は現状少ないです。

ゴルフは始めた時は大体の過程が親御さんきっかけになっていると思います。

そのまま親御さんがコーチや指導者として活動していくことも少なくないですし、そこから学校の部活動に所属して活動していく流れもあります。

日本の学校のゴルフ部はそこまで数も多くありません。

大所帯であるところはわずかです。

大所帯での活動をしている部活であれば私らのようにトレーナーを所属させている場所もあるので、その環境であれば運動の指導も含め食事や睡眠などの指導はできています。

ですが、トレーナーが所属しているゴルフ部はごくわずかですし、個人で活動しているジュニアゴルファーの数はとても多いです。

この様な場合ですと、親御さんが勉強して教えない限りはなかなかこの様な知識を蓄えることは難しいです。

岡田さんが元々専門にしていた柔道であれば、強化選手や代表チームになればこの様な教育を受ける機会はあります。

そして柔道は学校教育の一環となっていますので学校の教職員の方が柔道の講習会を受ける機会があるのでそこから情報が伝わることがあります。

この様な環境があるけれどもまだまだジュニア教育には可能性があるのです。

ゴルフの場合は部活動での活動をしていないことも多いため情報をさまざま伝えてくれる「先生」という存在が少ないです。

スイングを教えるコーチ(先生)はいますが、スイング以外のパフォーマンスを高める活動を教える指導者の存在が少ないと私も感じています。

 

食事と栄養のパフォーマンスの関係性

前回もお伝えしましたが、食事と睡眠はパフォーマンスに直結しています。

柔道ほど激しく動くスポーツでも、若い選手は睡眠時間をしっかりと取らない、食事にも気をつけない選手も中にはいます。

若いからまだ動けていますが、この様な選手は自身のパフォーマンスを伸ばしきれない原因です。

まだまだ可能性はあるのに最大限伸ばしけれない現実を作ってしますのです。

ゴルフは柔道よりかは運動強度が低いため、ある程度体の動きが作れる状態になってしまっている人が多いと思います。

この状態で年齢を重ねて成長していくことが一番危惧しないといけない点です。

それはなぜかというと、生涯健康で生きていくための基盤の時期に食事や睡眠を深く考えないでの成功体験をしてしまうと、その考えでも活躍できるという考えに行き着いてしまうからです。

これですと、現状の環境どころか将来のスポーツ界の環境、ジュニアゴルフ界・ジュニアスポーツ界の環境が一向によくはなりません。

この現状を食い止めるために我々は正確な情報を届けなければいけないのです。

当クラブのHPやインスタグラムでも情報を発信していますのでよければ合わせてご覧ください。

 

ゴルファーにとっての重要事項

睡眠と栄養が大切とたくさんお伝えしましたが、遠征の多いゴルファーは食事環境が適正に取れるのか、睡眠の環境はどの様な状態なのかさまざまな問題を抱えます。

現代では食事の影響はそこまで大きくないと思います。

ですが問題は睡眠です。

普段から寝慣れているベッド・枕ではない。この様な状況はとても多いのです。

もちろん寝具を気にすることも大切です。

それと共に重要視していただきたいことが、ベッドの中で過ごす時間です。

遠征時などは普段の生活習慣から乱れ、時間が圧縮されるとなると睡眠になりがちです。

これは絶対にしてはいけません。

睡眠時間、ベッドの中にいる時間は必ずしっかりと時間を確保しなければ高いパフォーマンスを発揮することができません。

特に育成年代の選手たちは10時間ぐらいベッドの中での時間を作って欲しいです。

眠れないなと思っていても、ベッドに入り目を瞑ることで脳への外部刺激を減らすことができます。

これが脳のパフォーマンスの休息になるのです。

トップアスリートになると遠征にも自身の寝具を持っていくほどです。

これほど睡眠はパフォーマンスとの関係性があるとされています。

 

普段の生活から意識すべき事

スマートフォンなどでテレビやさまざまな情報を見ることができますがそれによって睡眠も栄養を摂取する食事にも影響を与えています。

睡眠の直前の電子機器の使用は脳の覚醒状態を作ってしまいます。

これにより睡眠の質が著しく低下してしまいます。

食事の際も余計な情報を入れないことが重要です。

スマートフォンを見ながらやテレビを見ながら食事をすると、あまり味を感じずに物を食べてしまいます。

味を認知しないで食事をしてしまうため満足感が少なく多くの量を食べてしまうのです。

食事以外の情報を少なくし、味にだけ集中することがかなり重要です。

そして食べ物の味も美味しいと思う時はその栄養素を身体が必要としている可能性が高いです。

汗をかなりかいた後はしょっぱいものが美味しく感じる様なことです。

そしてお菓子などを食べ過ぎていると甘すぎるものやしょっぱすぎるものなど味のパンチが強いものに口がなれてしまうため、食べ物の自然の味では満足できない状態になってしまいます。

家庭での食事でも味付けの濃い食べ物やお菓子を与え過ぎてない様にしていくことを長期的に行い味覚の育成をしていくことも良いアスリートを育てることに繋がります。

 

まとめ

ゴルフレベルの向上となると道具や技術的なところに目が行きがちですが、身体が健康でなければゴルフを続けることも良いスイングの動きを作り出すことも難しいです。

良い身体を作るには良い睡眠と良い栄養です。これしかないのです。

ぜひたくさんのゴルファー、ゴルファーだけでなくアスリートの方に気づきを得ていただき今後のスポーツライフの参考になればと思います。

 

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江澤 彬

スポーツの世界で様々な競技、チームでトレーナーとして関わり、甲子園出場校のトレーナーや女子プロゴルフツアー帯同トレーナーとして賞金女王のサポートなど行う。またパーソナルトレーナーとして多くの会社経営者、著名人、アーティスト、アスリートのサポートをしている。トータルゴルフフィットネスではテクニカルマネージャーとして「より長く、より上手く」をコンセプトにゴルファーの健康とパフォーマンスに貢献するサービスの提供と、選手育成担当として世界に通用する自己管理能力の高いアスリートゴルファー育成に尽力している。

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