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スタッフコラム
「ゴルフボディを作る」

STAFF COLUMN

第659回 上手なゴルファーは自分のことをよく知っている!

トータルゴルフフィットネス トレーナーの江澤です。

今回は、とある有名な方との対談をした内容をお話ししたいと思います。

そのとある方とは『 バズーカ岡田 』さんです。

 

バズーカ岡田さんとは

バズーカ岡田さんとは、日本体育大学 体育学部の教授をしながらプロボディビルダーや他様々なことを行っている方です。

身体や筋肉で完璧であるバズーカ岡田さんですが、当クラブで行っているゴルフのためのトレーニングを実践していただいたところ、岡田さんの苦手な動きをたくさん発見することが出来ました。

ではなぜ、岡田さんほど鍛えられている人でも、動きがうまく出来ないなどの不具合が生じると思いますか。

実はウェイトトレーニングをたくさん行っている方は「矢状面スタック」が身体にかかってしまっているのです。

ウェイトトレーニングの基本は矢状面での動きで行われます。

矢状面の動きだけにのみ負荷をかけて身体を動かすことによって、矢状面以外の動きの自由度が失われていってしまうのです。

岡田さんはボディビルダーとして活躍をされている方なので、矢状面スタックがかかってしまうのは仕方ありませんが、これではゴルフの動きには支障が出てしまいます。

ゴルフというスポーツはとても総合的に身体を動かすスポーツです。

そして何より、回旋動作が一番大切な動きです。

この際に矢状面スタックが身体にかかってしまっていると、回旋可動域の低下や分離動作の低下などが起こってしまいゴルフパフォーマンスを下げるほか、怪我のリスクを上げてしまうことに繋がります。

今回は岡田さんに私がよくアスリートなどから質問をされる栄養についてのアドバイスをいただきたいと思います。

私がトレーナーとして活動していく中で、プロゴルファーやプロを目指しているアマチュアの選手から「何を食べたらいいですか」や「どんな栄養補給をしたらいいですか」と良く質問されます。

この内容をサプリメントの慣習などもされるスペシャリストの岡田さんの意見も聞かせていただきました。

 

良いアスリートになるためには

このスポーツだからどんな習慣をなんていうことはありません。

このアスリートにはこの食べ物を食べましょうということもありません。

スポーツに応じてトップ選手に多い身体つきはあるので目指すべき方向性はありますが、基本はほぼ誰しもが同じです。

それはなぜかというと、我々は誰しもが「ホモサピエンス」という生き物だからです。

なので、スポーツが変わっても食事への考え方が変わることはありません。

ホモサピエンスがパフォーマンスを高めるにはどのようにしていけばいいのかを考えていけばいいのです。

一回の食事での摂取カロリー、PFCバランスを設定しその数値を記録し守ることがその人自身のパフォーマンスを上げることではないとよく伝えています。

こう伝えると、記録をしなくても配分を守らなくてもいいのだと思われる方もいるかもしれません。

それは大違いです。

食事を記録し観察することで自身のパフォーマンスの上げ方を理解することが出来ます。

今回のゴルフの調子は70点だった、ただ前回は80点だったなど毎回ゴルフの自己評価は良い時もあれば悪い時もあるという振れ幅があります。

常に80点の自己評価のゴルフをするためには練習の再現性を高めてクオリティーの高い練習を行いわずかに積み上げた人でしか強くはなりません。

この再現性が高くクオリティーの高い練習をするためには、前日の生活行動や練習前の食事が鍵を握っているのです。

前日の睡眠と食事のデータを管理し、データと自身のパフォーマンスを照らし合わせることによって自身のパフォーマンスを管理できるようになります。

トップアスリートほどこの内容をしっかり把握していてコントロールすることができるのです。

 

アスリートが試される環境適応能力とは

プロの試合になると4日間試合が続くこと、ゴルフの遠征になれば周辺に良い食事環境を作ることが出来ない場合なども多々あります。

その時にこそ記録をとっておいて自信を把握しておくことが、どの環境下にいても調子を良くする最大のポイントです。

悪い状況下の中で自身がどの様にどの様な状態になるかを把握するには、その状況下を作ってみて練習するしかありません。

食事のバランスが上手に取れないことを想定して、その環境下を作り出して練習するしか出来ないのです。

環境適応能力が高いホモサピエンスが高いパフォーマンスを発揮することができるのはどのスポールにも当てはまることです。

 

まとめ

勝ち残るアスリート、結果を残し続けるアスリートになるためには、「食事・睡眠・パフォーマンス」の記録を合わせて考察する能力が問われます。

良いパフォーマンスを出せた時の食事のデータはどの様になっているのか、睡眠のデータはどの様になっているのかこれらを深く観察していくしかないのです。

ですが、数字に縛られすぎていてはいけません。

良い数字が出せなかった時にマイナスの考えになってしまうため数字を都合よく扱うことが大切です。

まずは自身のパフォーマンスを最大限に発揮するために食事の記録から取り組んでみてください。

 

優れたアスリートのなるために!

トータルゴルフフィットネスでは、ゴルファーの願いを最短で叶えるために、トレーナーとコーチが連携してカラダのチェック・スイングのチェックを行います。

『カラダの問題点』『ゴルフスイングの問題点』を明確にし、効率的なゴルフスイングを身につけるための提案を行います。

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江澤 彬

スポーツの世界で様々な競技、チームでトレーナーとして関わり、甲子園出場校のトレーナーや女子プロゴルフツアー帯同トレーナーとして賞金女王のサポートなど行う。またパーソナルトレーナーとして多くの会社経営者、著名人、アーティスト、アスリートのサポートをしている。トータルゴルフフィットネスではテクニカルマネージャーとして「より長く、より上手く」をコンセプトにゴルファーの健康とパフォーマンスに貢献するサービスの提供と、選手育成担当として世界に通用する自己管理能力の高いアスリートゴルファー育成に尽力している。

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