トータルゴルフフィットネス トレーナーの谷崎です。
今回は『 気持ち良いテイクバックをするための身体の使い方 』をご説明させて頂きます。
テイクバックがしっくりときていない方、考えすぎてどのテイクバックが正解かわからなくなってしまった方にオススメな内容です。
テイクバックの始動を変える事で、インパクトやフォローの動きにも変化を生むことが出来ます。
テイクバックに悩んでいる方以外にも、インパクトやフォローに悩んでいる方も必見の内容です。
現状のスイングを見直したい方は動画にて詳しく練習ドリルをご覧ください。
目次
スイングの動きの結論
この動作の結論からお伝えします。
クラブヘッドは重さがあります。
手首の力を抜いて手元を左右に動かすと、クラブヘッドはその場に止まったまま手首だけが動くような形になります。
この動きを早く動かしてもゆっくり動かしても変わりません。
『 クラブヘッドよりも手元が動くのが先 』
1つこの重要なキーワードを覚えておいてください。
この動きを基本にして足の裏の踏み感やリズム感を習得してテイクバックに繋げていくことを今回は解説をしていきます。
ですがこの動きの中でもやって頂きたい動きとは逆の動きをしてしまっている方がたくさんいます。
この逆の動きとは
・手元が動く前にクラブヘッドが上がる
この動きです。
ご自身のスイング動画を見返したときにこのように感じたことはありませんか。
これはグリップが強く握りすぎている場合にもよく起こってしまいます。
この状態のままスイングをすると、ダウンスイングでもヘッドが先に降りてきてしまいハンドファーストの形が作れません。
詰まったインパクトの形や肘が引けたスイングにもなってしまいます。
では、この動きにならないための練習ドリルを実際に行っていきましょう。
練習ドリル
ステップ1〜手首を柔らかく〜
最初のステップは手首を柔らかく動かしクラブを扱う動作の習得です。
- クラブを持ちアドレス姿勢を作ります
- 手首の力を抜いたままクラブを左右に振ります
★ポイント★
・手首が動きその後にクラブが動いてくるように扱います
しなやかにクラブを扱う動きを習得するためにまずは小さな振り幅で行ってください。
慣れてきたらスイングの動きをどんどん大きくしていきましょう。
スイングを大きくする場合は身体全体を使って行うのがポイントです。
ここでも手首がゆるゆるのままクラブを動かすことを意識してください。
ここで最重要ポイントをお伝えします。
『 足の裏の感覚 』を意識することです。
スイングしている最中に足の裏のどの辺りに体重が掛かっているかを意識しながら動作を続けるようにしてください。
自分の体重がどこからどこへ移動しているのか感じ取りながら行いましょう。
体重を感じにくい方は目を閉じて行ってみてください。
目を閉じることによって足の裏だけに集中ができるようになります。
理想の体重移動の仕方は8の字のように動くことです。
右左だけの横方向だけの動きではなく、前後左右様々な方向にスムーズに体重が動くことが理想とされています。
目を閉じても体重移動の感覚が分かりにくい方は道具を使用し外部入力を最大限に活用していきましょう。
ここでは、『 ゲッタウェイ 』という道具を使用します。
この道具は踏み感をとても分かりやすく感じることができる道具です。
この道具に乗り足踏みをすると、簡単に踵からつま先への体重移動を味わうことが出来ます。
では次の練習ドリルに移りましょう。
練習ドリル2〜体重移動を感じる〜
それでは先ほどご説明をした『 ゲッタウェイ 』を使用しながら先ほどと同様に手首を柔らかくしたままスイングを行います。
- ゲッタウェイに乗りクラブを持ちアドレス姿勢を作る
- 足踏みを行いながら練習ドリル1を実践する
★ポイント★
・ゲッタウェイの動きに合わせて練習ドリル1を完璧に行います
この練習ドリルを1分間ほど行った後にゲッタウェイから降りて地面で同じようにスイングを繰り返してください。
先ほどと同様の感覚が残り、踏み感が地面でも分かりやすい状態になっていると思います。
外部入力が最大限に発揮できる運動ツールを使うことによって、正しい動きの認知が行われます。
そのまま道具の感覚を残したまま本来の動きを行うことによって適切な運動パターンを効率よく獲得することが出来ます。
ゴルフスイングは上半身と下半身が連動して動かさないといけなく、とても複雑な運動になりますので、このようにスイングに近い動きで行うことが大切です。
ゲッタウェイがない方は『 ヒールアップドリル 』を行いましょう。
- アドレス姿勢を作り振りやすい棒を持ちます
- 右踵を踏んでからテイクバックを行います
- 左踵を踏んでからダウンスイングを行います
★ポイント★
・リズム良く交互に連続スイングを行います
まとめ
今回は気持ち良いバックスイングを作るための練習ドリルを3つご紹介しました。
この内容で1番大切なことが『 手首の力抜いた状態で行いことです 』。
必ずクラブヘッドよりも先に手元が動きながらスイング動作が行われます。
そしてこの動きを行いながら左右の足の踏み感を味わうことです。
この動きの感覚を身体に染み込ませることでバックスイングをスムーズに上げることができます。
動きが完成に近づいてきたら無意識にキレイな軸で身体を回すことができるので、インパクトの形やフォローするーも変わってくるでしょう。
ボールを打たなくてもできるスコアアップ方法なので隙間時間がある際に行ってみてください。
綺麗なテイクバックを作るために!
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